浅草ではヤノフ村の織物展が初日から好評開催中です!今回は「織りつむぐ村の暮らし」と題して、小さな村の小さく温かな暮らし織った作品を沢山ご覧いただけます。
その中からいくつかの作品をご紹介します。
上の作品は、今回の展覧会で最も目を引く作品、アリチア・コハノフスカ作「春」です。
これは、アリチアさんの春夏秋冬の4連作の中からの一枚。
ポーランドの春は、イースターの訪れとともにやってきます。長い冬が終わり、野に草花が咲き始める春、ポーランドの人たちが待ちわびていた季節です。人も、犬もネコも家畜の鳥達もみんな花咲く野で、楽しそうに過ごしています。左端に見えるのは、コウノトリ。春になるとアフリカ大陸から子育てにポーランドにやってきます。中央下は「スミングスディングス」とよばれる、イースターの次の日に行われる、男性が女性に水をかける遊び。みな春の訪れをこころから楽しんでいる様子がみてとれます。
こちらは、ダヌータ・ラドゥルスカ作「夏至祭」
エメラルドグリーンと黄金色の糸で織ったこの作品は、夏至の夜未婚の女性たちが花冠を川にながして結婚を占う華やかな夏至祭の様子を織ったものです。花が流れる黄金色の水辺で妖精が踊っているような幻想的な作品です。
村の農作業の様子を織った作品もたくさんあります。
ベルナルダ・ロシチ作「朝の日課」
ベルナルダ・ロシチ作「井戸くみ」
養蜂農家
ルドガルダ・シエンコ作「農家」
ルドガルダ・シエンコ作「農家」
ルドガルダ・シエンコ作「キノコ狩り」
村の結婚式やお祭の様子を織ったものもたくさんあります。バイオリンやアコーディオンの音が今にも聞こえてきそうな陽気なものばかりです。
アリチア・コハノフスカ作「祭り」
ベルナルダ・ロシチ作「村の踊り」
ちょっとめずらしいコチラの作品は、コレンダとよばれる、クリスマスの日の聖歌隊を織ったもの。田舎ではこうした(ベツレヘムの)一番星をもった聖歌隊が家をまわり、聖歌を歌います。
ベルナルダ・ロシチ作「コレンダ」
大きな農地をもつダヌータさんのお宅は、農地と林の中をぬけていったところにあります。旦那さんが、長年かけて作った果実の木と花が咲き乱れる素敵な庭。自分のところで食べるためのミルクをしぼる一頭の牛と、たまごをとる鶏を世話しています。林の中には、うさぎや鹿、イノシシや鳥など身近な動物たち。人も動物も一緒に暮らす穏やかな風景です。
これらの作品はすべて、浅草のチェドックザッカストアで展示・販売しています。
その他にも、一点ものの素晴らしい作品がたくさんあります。どの織物にもストーリーがあり、見ていると、ヤノフ村に心が飛んでいきそうになりますよ。
3連休はヤノフ村の織物展へ。私も12日(12:00-17:00頃まで)、在廊予定です。
期間:1月7日(火)-1月26日(日)
■チェドックザッカストア浅草■
-3Fギャラリー・ハーチェク-
東京都台東区駒形1-7-12
Tel:050-3596-9500
営業時間:12:00-19:00
定休日:期間中休みなし
SLOWART在廊:1月7日(火・初日)、12日(日)、19日(日)、26日(日・最終日)
ご質問、ご要望、ご注文、織手さんへのメッセージなどなどありましたら、ぜひお声をおかけくださいませ。
もちろん、メールなどでもお問い合わせください。
info<アットマーク>slow-art.pl
↑<アットマーク>を@に変えてくださいね。
もちろん、メールなどでもお問い合わせください。
info<アットマーク>slow-art.pl
↑<アットマーク>を@に変えてくださいね。
0 件のコメント:
コメントを投稿