このところ、バタバタと出かけていることが多く、ブログからずいぶん足が遠のいていました・・こんなブログでもきってみていてくださる方はいるはず!とおもい、今日はとてもうれしかった出来事のお話し。
昨年7月に日本から5人の参加者の方をお招きし、ヤノフ村のテレサさんのところで織物講習ツアーを開催しました。
その時の様子:こちらから
参加者のみなさんは日本に帰国後もヤノフ村での体験を生かし思い思いの作品を作ってくれています。その中のお二人、秋元尚子さんと新垣優香さんが素晴らしい作品を制作され、私に送ってくださいました。先日ヤノフ村にいってきた折に、尚子さんと優香さんの作品をみなさんにおとどけするのがわたしの役目でした!
秋元尚子先生は、もともと織の教室をされている先生、今年のヤノフ村の巡回展では、各地で大人気のワークショップを開催してくれました。先日は京都のいとへんさんまで出張ワークショップに行っていただき、大変お世話になっています。
そんな尚子さんが、今年先月日本の織物コンクールに出品した作品の写真を送ってくださいました。それがこちら
「タイトル:ヤノフ村思い出を抱きしめて」
ヤノフ村の二重織のすばらしい尚子さんのオリジナル作品です!この織物には、私たちがヤノフ村で体験したすべてがつまっています。私にとっては当時の温かい記憶が思い出され、二重に感動な作品でした。
テレサさんの工房から見えた牛たちも
コリチンのいちご姫も!
織物工房の様子も
いちご狩りをしたベルナルダさんちのコウノトリの巣まで!
これをご覧になったヤノフ村の織手さんたちはもちろん口々に素晴らしい!と。表現の幅がとても広く、とくに皆さんが気に入られたのは、猫の毛伸びや牛の豊かな表情、斜め上に走っていく車を織る技術なんかでした。ヤノフ村の織手さんたちもこれは、参考にしなくちゃとおっしゃってましたよ。
そしてもう一人作品を作ってくれたのは、沖縄の有名な紅型作家の新垣優香さん
優香さんのウェブサイト:http://arakakiyuuka.com/
優香さんは日展で賞をとったり、美術の教科書に載ったりととにかく売れっ子の紅型作家さんです。優香さんは沖縄の紅型を現代的にアレンジしたものやほかのジャンルの作家さんとコラボしたりと、伝統にとらわれず様々な作品を発表しています。
そんな優香さんが、今回ヤノフ村の織物にインスピレーションをうけた紅型作品を作り私に託してくれました。この作品は優香さんがあった村の7人の織手さんの作品をもとに作られており、7枚のタペストリーがそろうと、一枚の作品となるというものでした。
7人の織手さんへの尊敬やこの織物が続いていってほしいという優香さんの願いが感じられる素晴らしい作品です。遠い沖縄とヤノフ村の伝統が見事に融合した作品でもあります。
今回私が届けてきた皆さんの写真をのせます
ベルナルダさん
テレサさん
ルチナさん
ルドガルダさん
アリチアさん
フィロメナさん
*ダヌータさんの写真は撮り忘れ!・・
みなさんそれはもう喜んでいましたよ。きっと次に行った時にはどこの工房にも飾ってあると思います。優香さんの作品も尚子さんの作品もヤノフ村の織物のご縁。ヤノフ村で体験して感じた感動の気持ちが一面に表れているような作品だと思います。言葉は通じなくても、この作品たちが伝えたかった思いというのは織手さんたちにはまっすぐに伝わったとも思います。
ヤノフ村のツアーを企画した時には考えもよらなかったこうした感動の数々はこの仕事をしていて本当によかったなと私に思わせてくれます。
みなさんどうもありがとうございます。
そして今年のツアーのみなさんも楽しみましょうね。
ヤノフ村の織物展は現在京都のいとへんさんで今週末までご好評開催中です!
ことしの巡回展はここがさいごになります。どうぞお越しくださいませ。
「ヤノフ村の織物展」
いとへん
4/9(土)~4月24日(日)
京都府長岡京市開田
3-3-10 ロングヒル1F
Tel : 075-951-2104(代表)
Open : 11:00~16:00
定休日 :不定休
Web : itohen.wix.com/itohen
Slow artさん、ご紹介して下さりありがとうございます^^
返信削除たくさんの素晴らしい思い出が出来たポーランドツアーでした。
とても優しく笑顔の素敵なヤノフ村の皆さま。
温かく迎えて頂けて嬉しかったです^^