今年もヤノフ村の5人の織手さんを始め、ヤノフのとなり村の2人の織り手さんに作品を織って頂いています。伝統的な織物ですが、よくみていると、どの織手さんの織物も個性的で、表現豊かな織物です。
2枚、3枚と複数買いされるお客様は、気づいていなくても大抵おなじ織手さんの織物を手にとっているということも。自分の好みに合う織物や織手さんをみなさん真剣にえらんでいらっしゃるようです。
本日は、2012年に掲載した、ヤノフ村に残る5人の織り手の話を新しい織物の写真合わせて再掲します。
ポー ランド織物の村、ヤノフには現在5人の織手さんがいらっしゃいます。逆に言うと現在はもう5人の織り手しか残っていません。残念ながら若者は近くの町に働きに出 てしまったり、労働時間に対して採算が合わない織物の継承にはなかなか振り向かないのが現実のようです。代々母から娘へと伝えられてきた伝統の灯火が消え ようとしています。
そんな貴重な織物を現代に受け継ぐ5人の織り手さん
Teresa Pryzmont(テレサ・プリズモント)さん
テレサさんの工房 |
テ レサさんは、ヤノフ村一番のベテランの織り手さんです。機織りは10代のころにお母様から教わったそうです。テレサさんの家の敷地内にある工房には大中小 3機の機があり、10cm角の小さなコースターから、2m以上の大きなタペストリーやベッドカバーまでテレサさんに織れないものはありません。伝統的な星 や植物がモチーフの幾何学模様から、現代的なテレサさんオリジナルの猫や怪獣柄なんかもユニークで面白いですよ。テレサさんの工房では、地元の小学生をむ かえてワークショップなども行なっています。
生命の木
人気のコースターはすべてテレサさんが織ってくださっています。
Ludgarda Sieńko(ルドガルダ・シエンコ)さん
ル ドガルダさんもこの道40年のベテランの織り手さんです。ルドガルダさんの織物はアースカラーの織物が多く、とにかく動物が素敵です。現在チェドックさん で開催中の展示でも一番目立つ大きな織物(正面壁にかけてある130cmx80cmの織物)を織ってくれたのがルドガルダさんです。
ヨーロッパバイソンやヘラジカが描かれているこの織物はヤノフ村からほど近いビアウォビエジェの森(森のバイソンの話はコチラか ら)の動物たちを描いたタペストリー。ヨーロッパ最後の原生林とよばれるビアウォビエジェの森には野生のヘラジカやヨーロッパバイソンが暮らしています。 木にトリが歌い、花や果実をつけた森の木々が美しい、素朴で幸せな雰囲気のタペストリーです。近くで見ると動物たちがとても可愛く、遠くからみるとジオメ トリックで斬新なデザインにも見える素晴らしい織物です。
その他、コチラもルドガルダさんの作品。どれもとても素敵です。
こちらは今年のDMにもなっている織物。村の農村風景がところ狭しと織られている大作。
次回は、アリチアさん、フィロメナさん、ダヌータさんの紹介を載せます。
期間:1月7日(火)-1月26日(日)
■チェドックザッカストア浅草■
-3Fギャラリー・ハーチェク-
東京都台東区駒形1-7-12
Tel:050-3596-9500
営業時間:12:00-19:00
定休日:期間中休みなし
SLOWART在廊:1月7日(火・初日)、12日(日)、19日(日昼ごろ)、26日(日・最終日)
ご質問、ご要望、ご注文、織手さんへのメッセージなどなどありましたら、ぜひお声をおかけくださいませ。
もちろん、メールなどでもお問い合わせください。
info<アットマーク>slow-art.pl
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