2010/08/04

ある日森の中バイソンに出会った

ビャウォヴィエジャのレストランにあった、バイソンのはく製(偽物)


SLOW ARTの旅の終着地は、ポーランドとベラルーシにまたがる広大な森、ビャウォヴィエジャの森でした。ヨーロッパ最後の原生林の森として有名で、人の手が加えられていない、広大な森には、多くの珍しい植物や、動物たちが生息しています。一度は、絶滅の危機にあった、ヨーロッパバイソンもこの森の住人です。野生のヨーロッパバイソンや、ヘラジカを見たいのは、確かなのですが、私は、そこまで忍耐強くも、運もないので、今回は、ビャウォヴィエジャにある<動物保護地区>に行きました。

アスファルトの車道もありますが、森の道を通って行きます

この先、バイソンありの看板

ビャウォヴィエジャの動物保護区では、ヨーロッパバイソンの他にも、ヘラジカやキツネ、狼やいのししなど森に生息する他の動物達も、見物できるはずなのですが、森の中でも、炎天下(33℃)のこの日、どこを探しても、動物の姿がない・・・・きっと穴の中や木陰で寝ているんでしょう。。目的のヨーロッパバイソンはというと、

ぐったり。こちらも暑そう。私は、<Dance with Wolves>に出てきた威風堂々とした、タタンカ(アメリカンバイソン)を想像していたので、疲れ気味のヨーロッパバイソンに少しがっかり(笑)。きっと、森の中で野生で暮らしてるバイソンたちは、イメージ通りなのだろうと、思います。。

ヨーロッパバイソンは、昔は、ヨーロッパ中に生息していましたが、狩猟により野生種は1919年に姿を消します。その後、動物園などで飼育されていたものを増やし、野生に戻す試みが、ポーランドなどで行われ、現在800頭のヨーロッパバイソンが、野生としてビャウォヴィエジャの森に生息しています。ヨーロッパバイソンは、ヨーロッパに生息する陸上生物の中では、一番重量がおもい生物なのだそう。大きいものでは、体長3m、 体重920kgにもなるそうです。

因みに、日本でも、有名なウォッカ、ズブロッカは、この森のバイソングラス(バイソンが好んで食べる香草)で香りづけされた、ビャウォヴィエジャのバイソンがシンボルの独特の香りをもつお酒です。リンゴジュースで割って飲むと美味しいです。

追記:今回、野生のバイソンを見ることはできなかったけれど、早朝4時頃、森の中を全速力で駆け抜けていく、イノシシの親子に出会いました。





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