6月の終わりにポーランドの南の街クラクフからポーランドの北東の街ビアウェストクの側の村まで寄り道を繰り返しながら行ってきた総距離1550km、そのうち自転車で450kmの旅。今回は全て農家に泊まるアグリツーリズムでもありました。去年から2回目のポーランド自転車旅行、少し電車事情や自転車での移動について経験値が増えたので、ポーランドの電車旅行やアグリツーリズムに関して便利ツールや必要情報をここに記しておきます。
これからポーランドを旅行しようと思っている方のご参考になれば幸いです。
ポーランド国鉄はPKP(Polskie Koleje Państwowe)といいます。ポーランドを走る列車は下記PKPのサイトで、時刻表や料金が確認できます。
PKP:http://rozklad-pkp.pl/?q=en/node/143
因みに、クラクフからワルシャワに行く場合、メインの駅名はワルシャワ(Warszawa Centralna)、クラクフ(Kraków Głowny)となります。検索の際に気をつけていただきたいのが、ポーランドには同じ路線でもオペレーションをしている列車の種類がいくつかあり、それによって価格が大幅に変わってきます。上記、10:08発のラドムやキエルツェを回ってワルシャワに行く列車以外は、全て3時間強で到着していますが、
EX(Express Intercity)は115zl
TLK(Tanie Linie Kolejowe)は54zl
IR(Inter Regio)は43zl
と値段(全て2等)にかなり差があります。クラクフとワルシャワ間のEXはポーランドでも最新の車両が使われており、座席指定、暖冷房付き、座席の幅も広く、2等車でもビスケットと紅茶をサーブしてくれます。一方IRは、とてもお得ですが、座席指定や冷房などはなく車両も古めです。定員の制限なくチケットを発行するので、ホリデーシーズンなどは座席確保は早い者勝ちとなり、廊下などに座ることもありえます。(去年の自転車旅行は帰ってくる際まさにこれで、列車は人で溢れかえっており、使われていない乗務員用の着替え部屋に自転車を押しこみ、自転車の座席に3時間座って帰ってきました・・)
ただ、普段であれば到着時間もあまり変わらないため、少々古くても窮屈でもIRで特に問題はないでしょう。スケジュールや予算に合わせ、列車を決めてみてください。
チケットは、駅の窓口で買うか(英語は通じないことがるので、乗りたい列車の時刻と行き先、列車番号などをメモって渡しましょう)、もしくは下記サイトから事前に購入することも出来ます。
PKP intercity(IC,EX,TLKのみ):https://bilet.intercity.pl/irez/
Przewoz Regionalny(IRはこちら): http://www.przewozyregionalne.pl/
私たちのように、自転車も一緒にのせて旅をする場合は、自転車用の切符を買う必要があります。上記サイトでは、購入できないのでその場合は窓口のおばちゃんに自転車分のチケットを発行してもらいましょう。長距離列車にはたいてい自転車専用置き場がついた車両がありますので、そこに押し込みます。自転車置き場のない列車に関しては、ポーランドではどの列車も、先頭車両・最終車両のどちらかに乗せていいという決まりがあるので、それに従いましょう。
ポーランドの鉄道は、あまり時刻に正確ではありません。今回の旅の初日にはワルシャワ中央駅の停電の為(電気系統の配線作業をしている際に、作業員が誤って停電を招いたそう・・)ワルシャワを発着する全ての列車が2時間近く止まるハプニングがありました。又、列車の車掌が行方不明で列車の出発が遅れたりしたこともありました・・orz。。ウクライナやリトアニア、ベラルーシなどから国境を超えてくる長距離国際列車にあたってしまった場合は、時刻通りにはこないと思ったほうが良いでしょう。
ポーランドで列車の旅を選んだらおおらかな気持ちで、ハプニングも楽しみましょう。
アグロツーリズムに関しては、一泊素泊まりで30-40zl(900-1200円)/1人、朝食付きでプラス10-15zlと言ったところでしょうか。今回泊まったのは、野菜農家、乳牛農家、養豚農家と様々でした。行く先々で畑から直送の美味しいご飯をいただきました。養豚農家は去年も泊まったところでしたが、今年はなんと豚を一頭しめてハムを作るのを見せてもらいました。命の食べ方。ありがたみがわきました。
ポーランド国内のアグロツーリズムは下記サイトなどで検索できます。(ただ、農家なのでどこも町から10kmや20kmは当たり前の田舎ばかりです。交通の便もないところが多いので、車などない方は、自力で行く方法を考えてください。その点自転車はよかったですよ;)
Meteor Turystyka:http://meteor.turystyka.pl/en/
ポーランドの地平線見渡すかぎり小麦畑のような田舎の農家や、田舎の奥まったところに住んでいる民芸家さんの家は住所が分かっていても、google mapなどでは出てきません。。google mapの手の及ばない地域はポーランドのTargeoという地図が便利です。田舎の一家族しか住んでいないようなニッチ的な小さな道もちゃんと場所を教えてくれます。
Targeo:http://www.targeo.pl/
さて、これをもって今年のSLOWART自転車旅行の記事は一旦終了します。この自転車旅行での出会いについては、年末から来年にかけて、日本のみなさんにご紹介したい企画をたくさん考えています。新たな切り絵との出会いや、織物の里のことなど、その時に詳しくお伝えすることにします。
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これからポーランドを旅行しようと思っている方のご参考になれば幸いです。
ポーランド国鉄はPKP(Polskie Koleje Państwowe)といいます。ポーランドを走る列車は下記PKPのサイトで、時刻表や料金が確認できます。
PKP:http://rozklad-pkp.pl/?q=en/node/143
(参考画像)
因みに、クラクフからワルシャワに行く場合、メインの駅名はワルシャワ(Warszawa Centralna)、クラクフ(Kraków Głowny)となります。検索の際に気をつけていただきたいのが、ポーランドには同じ路線でもオペレーションをしている列車の種類がいくつかあり、それによって価格が大幅に変わってきます。上記、10:08発のラドムやキエルツェを回ってワルシャワに行く列車以外は、全て3時間強で到着していますが、
EX(Express Intercity)は115zl
TLK(Tanie Linie Kolejowe)は54zl
IR(Inter Regio)は43zl
と値段(全て2等)にかなり差があります。クラクフとワルシャワ間のEXはポーランドでも最新の車両が使われており、座席指定、暖冷房付き、座席の幅も広く、2等車でもビスケットと紅茶をサーブしてくれます。一方IRは、とてもお得ですが、座席指定や冷房などはなく車両も古めです。定員の制限なくチケットを発行するので、ホリデーシーズンなどは座席確保は早い者勝ちとなり、廊下などに座ることもありえます。(去年の自転車旅行は帰ってくる際まさにこれで、列車は人で溢れかえっており、使われていない乗務員用の着替え部屋に自転車を押しこみ、自転車の座席に3時間座って帰ってきました・・)
ただ、普段であれば到着時間もあまり変わらないため、少々古くても窮屈でもIRで特に問題はないでしょう。スケジュールや予算に合わせ、列車を決めてみてください。
チケットは、駅の窓口で買うか(英語は通じないことがるので、乗りたい列車の時刻と行き先、列車番号などをメモって渡しましょう)、もしくは下記サイトから事前に購入することも出来ます。
PKP intercity(IC,EX,TLKのみ):https://bilet.intercity.pl/irez/
Przewoz Regionalny(IRはこちら): http://www.przewozyregionalne.pl/
私たちのように、自転車も一緒にのせて旅をする場合は、自転車用の切符を買う必要があります。上記サイトでは、購入できないのでその場合は窓口のおばちゃんに自転車分のチケットを発行してもらいましょう。長距離列車にはたいてい自転車専用置き場がついた車両がありますので、そこに押し込みます。自転車置き場のない列車に関しては、ポーランドではどの列車も、先頭車両・最終車両のどちらかに乗せていいという決まりがあるので、それに従いましょう。
ポーランドの鉄道は、あまり時刻に正確ではありません。今回の旅の初日にはワルシャワ中央駅の停電の為(電気系統の配線作業をしている際に、作業員が誤って停電を招いたそう・・)ワルシャワを発着する全ての列車が2時間近く止まるハプニングがありました。又、列車の車掌が行方不明で列車の出発が遅れたりしたこともありました・・orz。。ウクライナやリトアニア、ベラルーシなどから国境を超えてくる長距離国際列車にあたってしまった場合は、時刻通りにはこないと思ったほうが良いでしょう。
ポーランドで列車の旅を選んだらおおらかな気持ちで、ハプニングも楽しみましょう。
アグロツーリズムに関しては、一泊素泊まりで30-40zl(900-1200円)/1人、朝食付きでプラス10-15zlと言ったところでしょうか。今回泊まったのは、野菜農家、乳牛農家、養豚農家と様々でした。行く先々で畑から直送の美味しいご飯をいただきました。養豚農家は去年も泊まったところでしたが、今年はなんと豚を一頭しめてハムを作るのを見せてもらいました。命の食べ方。ありがたみがわきました。
ポーランド国内のアグロツーリズムは下記サイトなどで検索できます。(ただ、農家なのでどこも町から10kmや20kmは当たり前の田舎ばかりです。交通の便もないところが多いので、車などない方は、自力で行く方法を考えてください。その点自転車はよかったですよ;)
Meteor Turystyka:http://meteor.turystyka.pl/en/
ポーランドの地平線見渡すかぎり小麦畑のような田舎の農家や、田舎の奥まったところに住んでいる民芸家さんの家は住所が分かっていても、google mapなどでは出てきません。。google mapの手の及ばない地域はポーランドのTargeoという地図が便利です。田舎の一家族しか住んでいないようなニッチ的な小さな道もちゃんと場所を教えてくれます。
Targeo:http://www.targeo.pl/
さて、これをもって今年のSLOWART自転車旅行の記事は一旦終了します。この自転車旅行での出会いについては、年末から来年にかけて、日本のみなさんにご紹介したい企画をたくさん考えています。新たな切り絵との出会いや、織物の里のことなど、その時に詳しくお伝えすることにします。
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