今年の旅の始まりは、去年同様ポーランド切り絵の里Łowicz(ウォビッツ)でした。2011年6月23日(木)にウォビッツに行きたかった理由は、ウォビッツで行われる聖体の祝日のprocession (聖体行列)にぜひとも参加したかったから。ウォビッツには、切り絵の作り手さんを訪ねて何度も何度も訪れていますが、この町をあげた一大行事はまだ参加したことがなかったのです。
聖体の祝日とは、キリスト教において復活祭(イースター)の60日後の木曜日に行われる聖体を崇める祝祭日のこと。ポーランドでは国民の祝日となり、人々は教会のミサにでかけます。ミサの後ポーランド各地ではProcesjaとよばれる聖体行列が行われます。教会のシンボルである聖母やキリスト像などを描いたタペストリーを掲げた人々の後に、十字架を持った司祭が続き、その後に鼓笛隊、その後に市民などがつづく大行列をへんせんして、教会から、道沿いにつくられた祭壇をまわり祈りを捧げます。
町の人々が大人も子供もみな民族衣装を着て行列に参加するウォビッツの聖体行列は、特に有名です。切り絵の作り手さんに招待され、民族衣装こそきませんでしたが・・私もウォビッツの晴れの日に参加してきました。
朝、道端で売っていたアンティークの民族衣装。全て手作りでなかなか状態も良く600zl(=18000円)くらい。ものほしそうに見ていたら、売り子のおばあちゃんが着てごらんなさいというので、恥ずかしながら道端で試着会をしていたら、ウォビッツの民族衣装をきる日本人への物珍しさから人だかりが出来、写真までとられました・・・(恥ずかしかった・・)
まず初めにイコンのタペストリーを持った一行が通ります。村の名前の刺繍が入ったものなどもたくさんありました。この行列にはキリスト教の行事というだけではなく、天候や豊作、家内安全などを祈るという意味も込められているようです。
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こんな小さい子もこの日はウォビッツの刺繍がほどこされたスカーフをして
聖体の祝日とは、キリスト教において復活祭(イースター)の60日後の木曜日に行われる聖体を崇める祝祭日のこと。ポーランドでは国民の祝日となり、人々は教会のミサにでかけます。ミサの後ポーランド各地ではProcesjaとよばれる聖体行列が行われます。教会のシンボルである聖母やキリスト像などを描いたタペストリーを掲げた人々の後に、十字架を持った司祭が続き、その後に鼓笛隊、その後に市民などがつづく大行列をへんせんして、教会から、道沿いにつくられた祭壇をまわり祈りを捧げます。
町の人々が大人も子供もみな民族衣装を着て行列に参加するウォビッツの聖体行列は、特に有名です。切り絵の作り手さんに招待され、民族衣装こそきませんでしたが・・私もウォビッツの晴れの日に参加してきました。
朝、道端で売っていたアンティークの民族衣装。全て手作りでなかなか状態も良く600zl(=18000円)くらい。ものほしそうに見ていたら、売り子のおばあちゃんが着てごらんなさいというので、恥ずかしながら道端で試着会をしていたら、ウォビッツの民族衣装をきる日本人への物珍しさから人だかりが出来、写真までとられました・・・(恥ずかしかった・・)
さてさて、気をとりなおして。ホンモノはこんなに可愛いのです
子供たちも
後ろ姿も素敵
聖体行列が始まります
まず初めにイコンのタペストリーを持った一行が通ります。村の名前の刺繍が入ったものなどもたくさんありました。この行列にはキリスト教の行事というだけではなく、天候や豊作、家内安全などを祈るという意味も込められているようです。
その後には花のカゴを持った子供たちが続き花びらを道中にまいていきます
花がまかれた道に教会関係者や司祭が続きます。神父さまの法衣もウォビッツの刺繍が施された物
その後男性達がもつ天蓋とともに登場するのが十字架を掲げたウォビッツの司教
その後ろを護衛兵が、その後を鼓笛隊、一般市民が続きます
ウォビッツの聖体行列では教会のまわりに作られた4つの祭壇をまわり、そのたびに聖書の一節が読まれ祈りが捧げられます。祈りが捧げられた後、この祭壇に飾られている木の枝を折り自宅に持っていく習慣があります(実際行列が通った後に、祭壇の後ろに飾られていた木が丸坊主になっていたのでびっくりしました・・・)。この枝は、厄除や豊作祈願のお守りになるとおもに、この枝で泣く赤ん坊をたたくと泣きやむという言い伝えもあるそう。
ウォビッツの衣装を着た天使たち
ウォビッツでは、聖体行列のあと中央広場で民芸市や民謡コンクールなども開かれます。ウォビッツ中の切り絵の作り手さんや、刺繍家、木工細工屋さんなどが子供たちの為にワークショップなども開催していました。
ヘレナ・ミアジェックさんの切り絵ブース
民族衣装は年齢に合わせて注文で職人さんが作ってくれます
お人形など
町を上げて行わるウォビッツの聖体祭はキリスト教の祝祭日というだけではなく、人々の伝統や民族的な意識を守り、日々の生活への恵を祈る場でもありました。
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お帰りなさい(^^)
返信削除旅を満喫されましたでしょうか?
旅のお話を とても楽しみにしておりました♪
ウォビッツの聖体祭は ポーランドの中でも
とても有名だと聞いたことがあります。
小さな子供まで 民族衣装を着て参列しているのを見て
その愛らしい姿に 胸をキュンキュンさせながらも、
子供の頃から伝統的行事・習慣を見て経験している町だから、自然と誇り・伝統を守る事や伝えていくことが出来ているのかなぁ…と思ったりしました。
民族衣装、色使いがカラフルで、
そして繊細で とっても可愛いですよね☆
民族衣装姿の SLOW ARTさんの写真も
アップして欲しかったです!!
私も もう一度いってみたいなぁ。。。(強い願望;)
各地のお話、ますます楽しみです♪♪
Yさん
返信削除ただいまぁぁ!
今回の旅は、ポーランド各地の民芸市やお祭りを中心に回ったので、民族衣装や民芸に彩られたとてもカラフルなものになりました。
ウォビッツの聖体行列は、小さな子供から高校生位までの若者を中心に変遷されていて、生き生きとした本当に素晴らしいものでした。子供たちは特にお人形のように可愛いかったですよ!
切り絵のヘレナさんにも会ってきました。Yさんのこと、とても懐かしがっていらっしゃいりました。ご家族と撮られた写真なんかも見せてもらいましたよ。ヘレナさんの切り絵もたくさん注文してきたので、出来上がるのがたのしみです。
こんばんはー。おかえりなさい。ウォビッツではお天気がとてもよかったみたいですね。写真がキラキラ輝いています。
返信削除ウォビッツの聖体行列ですが、数年前に2度見に行ったことがあります(^^; 私のカメラに収まっている女の子がslowartさんのお写真にも数名いるような気がします。
実は、slowartさんのブログでウォビッツが切り絵で有名だと知りショックと感銘を受けたのですが(ウォビッツの光景は切り絵のモチーフのひとつと思っていました)、今日、行列の後に民芸市や民謡コンクールがあると知り、またショックを受けています。カメラ小僧としての、絶好のチャンスを逃してしまったようです。
ではでは続きの旅のお話、楽しみにしています。(特にフェスティバルが楽しみ♪)
noriさん
返信削除コメントありがとうございます(先日のメールも!)。noriさんのカメラに収まってる子がここのブログにも登場してるなんて!私たちカメラ小僧ですねぇ笑。私なんてチビですから歩道からはみ出して最前列キープで写真とってました。行列のあとの民芸市は、美術館に面している旧市街広場ではなくて、すこし歩いたところにある新市街広場で行われてました。民芸市以外にも、民芸家さんが一対一で切り絵や刺繍の仕方などを教えてくれるワークショップ(タダ)が各ブースで行われていたのが魅力的でしたよ。次回参戦の際にはゼヒ;)
こんにちは、初めまして。
返信削除ポーランドに交換留学中のきっちょと申します。
いつもブログ楽しく読ませていただいています。
今年、ウォビッツの聖体節を見に行ってみたいと思っているのですが、
行列や民芸市の場所やだいたいの時間を
よろしければ教えていただけないでしょうか。
前のコメントに返信されていた新市街広場というのは、ノビリネク広場のことでしょうか?
お手数ですが、よろしくお願いいたします。
きっちょさん
返信削除コメントありがとうございます。
今年のウォビッツの聖体祭は6月7日(木)です。10:30から中央広場にある教会でミサが行われ、そのミサの後11;30くらいから聖体行列が教会の前から始まります。民芸市やフォークフェスティバルは聖体行列が終了した14時ころからnowy rynekで開催されます。私も今年も参加予定です。ウォビッツで写真を撮っている日本人を見かけたら、声かけてくださいね;)