ワルシャワ南部Powiśle(ポヴィシュレ)地方の切り絵もその一つです。すでに、1984年の調査では、後継者がいない、消えゆく民芸として、レポートが書かれています。
また、以前上海万博のポーランド館の記事でご紹介した、Kołbiel(コウビエル)地方の切り絵も、実は、後継者不足の為、消えゆく伝統の一つです。
Stanisława Bakuła 1958年
このように、ポーランドの切り絵は、その地方、地方でその土地独自の民芸品として、庶民、農民たちの間で親しまれました。残念ながら、後継者がおらず、過去のものとなってしまった切り絵も多くあります。しかし、それらの切り絵もデザインとして、素晴らしく、上海万博のパヴィリオンのデザインに取り入れられるなど、新たに価値を見出す、若手のデザイナー達は少なくありません。これからも、一般庶民が作りだした伝統、文化を、大切にしていきたいものです。
Antoni Śledziewski 編著<WYCINANKA POLSKA>は、ポーランドの全ての地方の切り絵がオールカラーで載っている、貴重な資料です。今回の展覧会にも置いてありますので、ぜひご覧ください。
本日で、プチマルシェ伊那店さんでの切り絵展は終了いたしました。
数多くの方にご来店いただきました。ありがとうございました!

le petite marche 伊那店
2010/6/1(火)~2010/6/23(木)
長野県伊那市富県1777-557
T/F 0265-96-0657
営業時間:11:30~21:00
不定休
http://www.owari.ne.jp/~petit/index.html
次回巡回地:東京
ČEDOK TOKYOSTORE
2010.6.29(火)~2010.7.10(土)
東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ・竹澤ビル404
T:03-6240-9500 営業時間:13:00~19:00 定休日:日・月
http://www.cedok.org/
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