
現在上海で開催されているEXPOは、史上最大の来場者数を誇っているようですね。世界各国のパヴィリオン見物が見ものです。ポーランド館は、ヴォイチェフ・クラコフスキ、ナターリア、モルチン・モスタファらの設計による、伝統の切り絵(wycinanki)のモチーフで構成された、斬新なデザインのパヴィリオンです。繊細さと透明感がとても美しい建築です。

流れるようなフォームの建物が繊細なレースで覆われたように見えます

パヴィリオン内はとても涼しげ。差し込んだ光が美しくモザイクのよう

今年は、ポーランド出身の音楽家ショパンの生誕200年の年ということもあり、100台のピアノでショパンの曲を同時に演奏するコンサートが毎日開かれています。

パヴィリオンに用いられている切り絵モチーフは、ポーランド北部Kołbiel (コウビエル)地方の民俗衣装をきた女の子を描いたものです。コウビエル地方の切り絵は、今回<ポーランド切り絵の世界展>に多く展示されている、ウォビッツ地方の切り絵と違い、単色で、シンプルですが、素朴でかわいいデザインです。

Marianna Piętkaの切り絵

Maria Żurawskaの切り絵
パヴィリオンと同様にコウビエル切り絵のモチーフを使用したKarolina Szelagの陶器作品
上海のポーランド館でも展示されている、ウォビッツ地方の切り絵作家Grazyna Gladkaの切り絵
上記作品は、万博に行かずとも、日本の<ポーランド切り絵の世界展>でもご覧いただけますよ!
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