2011/03/31

民芸ハンターリトアニアに行く~hito編~


前回(mono編)から間があいてしまいました。。今回はリトアニアカジューカス祭hito編。民芸市で出会ったリトアニアの雰囲気抜群の人達をスナップでどうぞ。

カジューカス祭は、リトアニアの守護聖人カジミエラスにちなんだお祭り。人出が最高潮に達する土曜日の午後には、聖カジミエラスをたたえるパレードが行われました。多分(上)がカジミエラス。

木彫りの道具屋さんが手編みのかごやさんについで多かった印象。愛情込めて作る料理は愛情込めて作られた道具で。

リトアニアのエッチングエッグを作ってくれたAugeli Rauktieneさん。彼女のイースターエッグは<東欧イースターエッグの世界展>でご覧になれます。

風車女子

アコーディオン弾き

名前キーホルダーならぬ名前ビールジョッキ

いつまでも夫婦でワルツを

リトアニアの人達いいひとばかりでした。リトアニアでポーランド語が通じるっていうのも本当。家族にポーランド人がいる人が多いいようです。今回私はリトアニア初上陸でしたが、本当に楽しかったし、気持ちよく過ごせました。良いお隣さんがいるということを知ることはいいことですね。因みに、今回のリトアニア滞在中お世話になった札幌presseさんでも、カジューカス祭の素敵なリトアニア雑貨や民芸品がたくさん並びますよー。



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2011/03/24

民芸市ハンターリトアニアへ行く~mono編~

今から少し前の3月の最初の週末、リトアニアのヴィリニュスで開かれたカジューカス祭というリトアニア最大の民芸市に行ってきました。リトアニアは、ポーランドの上。南部のクラクフからは少し距離がありますが、陸路でも空路でも近いお隣りの国です。

ポーランド人にリトアニアに行くというと「一人で行くの不安じゃない?」「心配!」や「ポーランド語通じるからがんばれ。」など、なんだか偏見に満ちた声を聞くのですが、、、やっぱりあれでしょうか。自分たちは<少し西側の意識>なんでしょうか。それでもって、<リトアニアはポーランドの一部的な意識>(16世紀~18世紀の間ポーランド・リトアニア共和国がありました)が根強いのでしょうか・・共産主義の時代を経て今は同じようにEUの仲間であり、良き隣国であるはずなのに、いまいちポーランド人の態度は腑に落ちません。

さてさて、初上陸のヴィリニュス。ポーランド人の心配をよそに、私は本当に楽しんできました。カジューカス祭にはリトアニアや近隣の国々の民芸家があつまり、街中が手作りの民芸品や雑貨、伝統食などで溢れかえります。

リトアニアの陶芸家ロムアルダさんのミニオーナメント

今回私はお祭りが行われた金・土・日の3日間滞在しましたが、毎日朝から夕方まで歩き続けても、それでも見尽くせないほどの規模!いやぁおみそれいたしました。リトアニア・カジューカス祭良い出会いもたくさんあり、本当に面白かった!

写真もたくさん撮ってきたので、mono編とhito編に別けてご紹介します。今回はmono編。様々なお店で溢れかえっていたカジューカス祭。ここにある写真はほんの一部です。

絵もおじさんもいい雰囲気

イースターの前の日曜日(palm sunday)の際教会にもっていきお清めしてもらう飾り

宝箱!

(!)笑。このおっさんたちは、東欧などにある春を迎えるための、冬の埋葬儀式につかわれるマスク・・だとおもう

ね!(参考)@ワルシャワ民族博物館 from Romania このインパクトは忘れられない・・

古い物

街の至る所で売っていた毒キノコ

男性の民族衣装の帯

たくさんあったハーブ屋さん。お茶などオリジナルの調合をしてくれます

バルトといえば、ミトン

その他にも、カゴやさんや木工細工やさん、ビーズのリストウォーマーやさんに切り絵やさん・・などなど紹介しきれない魅力的な民芸品が所狭しと並んでいた、私にとっては夢のような三日間でした。さて次回は、民芸市のhito編!お楽しみに~


カジューカス祭で仕入れたリトアニアエッグは、<東欧イースターエッグの世界展で展示販売しています。

4/1~4/15京都恵文社一乗寺店で開催です!





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2011/03/22

2匹のクロとくろ

昨日東京チェドックザッカストアでの<東欧イースターエッグの世界展>が終了しました。今回の展示期間中には地震があり一時はお店が臨時休業になったり、ワークショップの開催が危ぶまれたりもしましたが、最後の3連休には本当にたくさんのお客様にお越しいただき、ワークショップも大成功でした。ありがとうございました!次は京都の恵文社一乗寺店にて4/1~4/15に開催です!!京都の方、お近くの方、京都に期間中行かれるという方ぜひ、遊びに行ってみてくださいー。イースターエッグは復活のシンボル。これからも日本各地を巡回します。

最近は日も長くなり、雪もだいぶ溶け、ネコも一日中外に出かけていて、トリの声も聞こえるようになってきたポーランド。春はもうすぐそこまで来ています。


くろに会ったのは2009年の12月。家の裏の湖を散歩しているときに黒い大きな犬と出くわしました。凛々しい目付きに、垂れた片耳・・こちらをじっと見つめてきます。私は、後ずさりしてそしらぬ顔でそっと逃げました。


ところが、距離を置いて私についてくるので、一緒に散歩することにしました。黒毛でネクタイをしたような首もとに、靴下を履いた白い足元。<くろ>と名づけました。折れた片耳がチャームポイント。

私が止まると、くろも止まり私を待ち、私が歩くと、くろも歩く。そうして湖を一周して一緒に家に帰ってきてしまいました。私が家に入ってもしばらくは、門の外で待っているので、冷蔵庫にあったソーセージをあげました。ソーセージに満足したのか、又くろは湖の方に戻って行きました。なんだか初めてあったくろに情がわき、湖に行くたびにくろを探しますが、あれ以来あっていません。

それから半年後の2010年6月。田舎の家のモルディシュカが3匹の子猫をうみました。このブログでも紹介した、この子達。

里親を探していたトラ(右下)は知り合いのうちにもらわれていき、ブチ(左下)は近所の人のお世話になっており、クロ(上)が我が家に残りました。


あれから半年以上がたち、青い目の赤ちゃん猫だったクロも(一丁前の目付きの・・)立派なネコになりました。よくみてみると、黒毛もネクタイをしたような首もとも、靴下を履いた白い足元もいつか湖畔であった犬のくろにそっくり。田舎の偶然の出会いを思い出し不思議ですこし幸せな気分になりました。



田舎の生活。2匹のクロとくろのハナシでした。


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2011/03/20

祈りのタマゴに思いをのせて


週末は、クラクフで日本の震災に関するチャリティコンサートが開かれたので行ってきました。クラクフ周辺在住の日本の方が多くいらしているかなぁと思って行ったら、会場は立ち見がでるほどポーランド人の皆さんで埋め尽くされていました。学生有志が集まり会場ではさらに募金活動行われていました。ポーランド人の日本への関心の高さや思いやりを感じ、一日本人としてありがたいなぁと思った次第です。

さて、東京で開催中の<東欧イースターエッグの世界展>@cedok zakkastoreはいよいよ明日が最終日です。週末の昨日・今日・明日はウクライナのろうけつ染めピサンキを作るワークショップなども行われており、普段以上に盛り上がっています!ワークショップの様子はコチラ。新たにポーランド、ウクライナ、リトアニアからも追加商品も加わっていますよ。

<6つのタマゴの物語>は終わりましたが、今日は「祈りのタマゴ」のハナシ。太陽の近くに飛んでいける鳥のタマゴに願いを書き込んだ古代・太陽信仰の時代、キリストの復活を祝うとともに、家族や身近な人々の健康や幸福の願いを書きこむ現代のイースターエッグ、いつの時代もピサンキ(ウクライナ語・ポーランド語で<書く>という意味のイースターエッグ)は、人々の願いや思いを込めて作られてきました。ウクライナ・フツル地方やトライピリアンエッグには人々の願いや思いを表す数多くのシンボルが登場します。

動物のシンボル


シカ(ウマ):太陽信仰の時代、シカやウマは太陽の光をもたらす存在と考えられていました。そのことから、シカやウマは繁栄、強さ、リーダーシップのシンボルとされています。


サカナ:キリスト教が東欧地域に伝わってきた時代。キリスト教徒たちの間で(異教であった)キリスト教を表す秘密のシンボルとして用いられたのがサカナでした。ギリシャ語でサカナを表すICHTHYSがJesus Christ, Son of God, Savior(イエスキリスト、神の子、救世主)というアナグラムになっていることから来ていると言われています。


鳥:トリは太陽、天国の使者であるとされ、希望や生命誕生のシンボルです


波のシンボル

スパイラル(永遠の波):タマゴに描かれる波には終わりも始まりもないことから永遠・不滅・調和のシンボルです。トライピリアンエッグにも多く登場する最古のシンボルです。

太陽・八角星のシンボル

太陽信仰の時代の太陽神を表しています。太陽は最も神聖で力強い存在であり、病気や災難から人々を守る存在とされていました。

ウクライナのピサンキには人々の願いや思いの分だけ他にも様々なシンボルが登場します。愛のシンボル、家内安全のシンボル、豊作のシンボル、繁栄のシンボル、復活のシンボル、新たな生命のシンボルなどなど・・・人々は様々な思いを込めて<祈りのタマゴ>を作り、家族や近しい人達と贈り合いました。<東欧イースターエッグの世界展>では、シンボリズムについての詳しい説明と共に、たくさんの<祈りのタマゴ>を展示販売しています。こんな時だからこそ、皆さんも、自分のためのお守りとして、プレゼントとして、世界にひとつだけのタマゴを探してみてはどうでしょうか。


<東欧イースターエッグの世界展>

場所:cedok zakkastore
東京都千代田区東神田1-2-11
アガタ・竹澤ビル404
tel:03(6240)9500
営業時間:節電のため当面の間:12:00-18:00

東京での開催は3月21日(月)まで!
その後の巡回予定はコチラ:SLOW ART HP


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