切り絵の里、ウォビッツの手前にある、小さな小さな村Sromów(スロムフ)には、いわずと知れた、Brzozowski(ブジョゾフスキ)一家の民芸館があります。この民俗博物館は、農家であり、彫刻家のユリアン・ブジョゾフスキ(1925-2002)氏と、その妻で切り絵家のヴァンダ・ブジョゾフスカ(1931-2003)さんの作品を展示している、素朴で、キッチュな魅力あふれる民芸館です。
田舎の道に突然現れる、ユリアン氏の大小の彫刻の数々。まるで、ファンタジーの世界に迷い込んでしまったような感覚になりますユリアン氏が農作業の傍ら、作り続けてきた、彫刻や、からくり人形達を、ここでは、音楽や仕掛けと一緒に楽しむことができます。それぞれのシーンもウォビッツの伝統行事(聖体節)であったり、ポーランドのクリスマスやイースター、歴史的なシーンであったりと、とても面白いです。音楽とともに、一斉に動き出す、人形達は、まるで、ディズニーランドのイッツ・ア・スモールワールド的世界観です(笑)
息子のボイチェッフ氏がおもむろに、脇のスイッチを入れると、一斉に、人形達が歌とともに動き出します!(上)は、結婚式のパーティーの様子。壁には、ヴァンダさん作の切り絵。とパヨンクと呼ばれる、この地方の天井飾り。
他にも、くるくると踊ったり
兵隊の行進があったり
こちらは、キリスト誕生の場面。祝福に訪れる人達が回りを列になって歩きます。ウォビッツの民俗衣装を着た、農家の女性だったり、炭鉱夫だったりするところが、みそ。その他にも、昔の農家の生活の様子などがとてもおもしろく、魅力的に展示してあります。ポーランドの奥の奥。スロモフ村のブジョゾフスキ民俗博物館でした。
Muzeum Ludowe Rodziny Brzozowskich w Sromowie
(スロモフ・ブジョゾフスキ家民俗博物館)
Sromów 11, 99-414 Kocierzew
woj. Łódzkie
tel: 0-46-838-44-72
平日: 9:00-17:00
日曜・祝日:12:00-17:00
注意:冬場(12,1,2月)は、要電話予約。ガイドツアーのため、グループが5人以上揃うまで待たなければならないこともあります。
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