秋のポーランド、良いお天気の日が最近続いていますが、朝晩はぐっと寒くなって来ました。寒い日は美味しいスープが食べたくなるもの。ポーランドはスープ大国。美味しいスープがたーくさんあります。我が家で作るスープを少しづつシリーズで紹介していきたいと思います。
第一弾のスープは、一番の基本のロスウ(ポーランド語ではRosółロスウ)、コンソメスープ。簡単ですが、時間をかければかけるほど美味しくなります。
このスープはもっともオーソドックス、ポピュラーで、家族の集まりや、コース料理なんかで一番見かけるスープです。大鍋にたくさん作り、いいトリのダシがでたら、2日後はトマトスープなんかにしてもいいですよ。
~材料~
<ガラ>
鳥ガラ 一羽分
牛すじ/牛骨 (あれば)←ちがう種類のお肉を混ぜることで味わいがよくなります。
<香味野菜>
人参 1本
玉ねぎ 1こ
パースニップ 1本
セロリの根っこ 小1つ
ポロ葱(普通のネギでも)1本
ニンニク 1かけら
<スパイス>
オールスパイス(粒状) 4-5粒
ローレル 2枚
コショウ粒 5-6粒くらい
味付けの塩・コショウ
乾燥ポルチーニ(隠し味) スライスを2-3枚
鍋は4.5L用の鍋を使ってます。 (全ての材料をいれて、かぶるくらいの水。2.5Lくらいかな)
ポーランドでは、どんな店でも必ずおいているスープの基本野菜、人参・パースニップ・セロリの根っこ・ポロ葱。日本では、パースニップやセロリの根っこが少しハードルが高いですかね。私は、日本に住んでいるときは、これが中々手に入らなかったので、ポーランドからこれらの<干し野菜>を持ってきて使っていました。
根っこが、やはり濃い味がでますが、もちろんセロリの葉の部分でもいいです。
ロスウはあまりコツなど必要ないスープですが全体を通して
絶対に沸騰させないこと!!これさえ守れれば大丈夫でしょう。
1. お湯がわいたらまず、お肉系のガラをいれて、アクが出てこなくなるまでコトコトと煮ます。アクがかなり出てくるので、こまめにとりのぞいて。
2.澄んだスープになったら玉ねぎ以外の皮を向いた香味野菜とスパイス類をすべて入れます。にんにくは、包丁の裏でつぶして。
3.フライパンに油をひかず玉ねぎの表面を炙ります。直火のコンロであれば、玉ねぎをアルミホイルで包んで、焼いてもいいです。甘みがでておいしくなります。ある程度全体的に焦げ目がついたら、2のスープの中へ。
4. ひたすらコトコト弱火で煮ます。理想は次の日の晩御飯用に、前の晩に仕込んでおくこと。最低4時間くらいはコトコトがんばりましょう。
沸騰させてしまうと、折角のスープが白濁してしまいますので、気をつけて。
5. 塩・コショウで味付けしていただきます。味がどうしても薄いという場合は、コンソメキューブを少し足してもいいです。
6. ポーランドでは、ロスウように短くて細いパスタが売られています。スプーンですくってたべられるように。(もちろん、パスタも手作りが一番ですが!)パスタを茹でて、スープの人参を少量取り分け、パースニップの葉やセロリを少々飾って出来上がり。
とりあえず、大鍋に作って2日目とかが一番ダシがでておいしくなります。残ったコンソメで、ポーランド風トマトスープzupa pomidorowa(これはとっても簡単!)を明日作ってみます。
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