2012/09/17

ヤノフ村の織物2012 オヒロメ


ポーランド祭@六本木ヒルズ、いよいよ今週末です。ポーランドから送った荷物も無事到着したようです。最近荷物の量が増えてきたりして、ポーランドからEU圏外への発送には書類なんかも必要で、荷物を送る際には、ポーランドの郵便局や、通関局なんかを当てにしなくちゃいけないので、毎回無駄にドキドキするのですが、無事到着。良かったです。ポーランド祭のSLOWARTブース、小さいですが、すこぶるたくさんお披露目品があるので、回転率にご協力を!


さて、夏前からオーダーしていたヤノフ村の織物も段々出来上がって来ました。民芸品は縫い物でも、編み物でも、切り絵でもなんでも時間がかかるものですが、やはり糸から紡ぐこの織物はグンを抜いて作るのに手間暇と時間がかかります。


今回は、ヤノフ村の5人の織手さん総動員で、織ってくれた織物の初回仕入れ分の中からクッションや小さめのタペストリーを中心に選んでお祭り用に送りました。

(ちなみにトップ画像は、ルドガルダさんが織った特大タペストリー。販売用に注文したのですが、あまりに素晴らしいので我が家の寝室に掛かることになりました。また、追加で織ってくださってるのでご安心を。)

人気の高い森や動物柄を中心に、新しいモチーフなんかもたくさんあります。

Alicja Kochanowska バンビ

Alicja Kochanowska トナカイ 

Danuta Radulska 冬の遊び 

Ludgarda Sienko トリとネコ

Danuta Radulska 家とうちのネコ 

Ludgarda Sienko トリシカ 

Ludgarda Sienko 生命の木 

Filomena Kurpowicz 花咲く木とトリ


 Ludgarda Sienko バイソンの森


Lucyna Kedzierska マゾフシャ地方の伝統的パターン

Lucyna Kedzierska マゾフシャ地方の伝統的パターン



すべて違う柄、色味、大きさのものなので、会場では手にとって一枚一枚ご覧くさだい。また、今回のポーランド祭でのお披露目を皮切に今年から来年にかけて札幌、東京、京都でも企画展を開催予定です。ヤノフ村では織物絶賛制作中です;)




<2012年 ポーランド祭>
日時:9月21日(金)~23日(日)
11:00-19:00
場所:六本木ヒルズ O-Yane Plaza


















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2012/09/13

テレサさんのLemko民族ピサンキ


9月21日(金)~23日(日)に六本木ヒルズで開催のポーランド祭。ピサンキは選りすぐりのポーランド各地のものを販売します。

なので今年春のピサンキ展の時に紹介できていなかった、ピサンキの話を。


今日は、ポーランド南部のTychy(ティヘ)というところに住む、テレサ・ドラパワさんのレムコ・ピサンキ。 このブログの読者で、<Lemkoレムコ>という名前を聞いたことがある方は、どれくらいいますか。私もポーランドなんかに来なければ、いや、ピサンキや東欧の民芸なんかに関わらなければきっと一生聞いたことのない単語じゃないかと思います。。。

左)スロバキアエリアのレムコ  右)ウクライナ・ポーランドエリアのレムコ

Lemko(wikiリンク)というのは、ポーランド・ウクライナ・スロバキアにまたがるカルパチア山脈に暮らしていた少数民族グループの名前。同じカルパチア山脈でも、フツル民族はウクライナ(東)よりに住まいをもち、レムコはスロバキア(西)よりに分布する民族のようです。今でこそ、国境が確立し、ウクライナやスロバキア、ポーランドという線引がなされていますが、古くはオーストリアやポーランドの領地であったりもした戦争や国境に左右された民族です。


ポーランドで一番有名なレムコは、映画にもなった画家のNikiforニキフォルでしょうか。彼はポーランド南部の山岳保養地クリニツァ・ズドロイというところ出身のレムコの子孫でした。(ちなみに、映画「ニキフォル」は日本でもリリースされていて、とても良い映画なのでオススメ。泣けます)

さて、やっと本題。そのレムコ民族のピサンキですが、Drop and Pullという方法で描かれ、ろうけつ染めで染められています。
スロバキアのレムコピサンキ


ドロップ・アンド・プルというのは、針状になったキストカの先端に蜜ロウをつけ、まさに蜜ロウを置いて(Drop)引っ張り(Pull)ながら模様をつけていく方法です。テレサさんに、実演してもらいました。


テレサさんのお道具箱。針状のものがキストカ


溶けたロウソクを針の先端につけ、タマゴの表面に置いていきながら模様をつけます 


エンボス状の色付き蝋を載せる場合は、ロウソクとクレヨンを混ぜながら絵付けをしていました


プルしているところ。緑色のクレヨンを溶かしたロウで葉っぱを描いています



レムコピサンキの模様。それぞれに意味があります。


テレサさんのところにおじゃましたのは、去年のクリスマスの頃。(後ろにクリスマスツリー)4月のイースターに向けてすでに沢山のタマゴを準備していました。

シンプルだけれど、洗練されたパターン


毎年、イースター前後に南部シロンスク県にあるグリヴィツェの美術館で開催されるイースターエッグコンクールに出品しているテレサさん。コンクールの受賞常連者です。各年の表彰状を見せてくれました。


このコンクールは私がいつも付き合っている民芸協会に登録しているような<民芸家>が参加するものではなく、県のアマチュアの人たちが参加しているコンクールなのですが、その技術の高いこと!

Leszek Jęczmyk

Klaudia Swoboda ダチョウのタマゴ

同じくポーランド祭にも出品予定のレシェクさん(上)やクラウディアさん(下)のエッチングエッグもコンクールの常連です。彼ら、一般的に趣味で作っているだけで販売なんかはしたことがないっていうので、驚きます!ピサンキの国の一般レベルの高さがわかりますね・・(シミジミ)

今日紹介したテレサさん、レシェクさん、クラウディアさんのピサンキはすべてポーランド祭で展示・販売していますので、ご覧になりに来てくださいね。日本で貴重なレムコピサンキなぞ売っているのは、きっとココだけ、この3日だけじゃないでしょうか;)


すべて一点物なので、お早めにどうぞ。



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2012/09/12

近況やポーランド祭@Roppongi Hills など


ポーランドは、最近は日もずいぶん短くなり、肌寒い秋めいた日が多くなって来ました。1ヶ月前までは、さかんに刈っていた芝生の上にも、黄色い落ち葉がハラハラと落ちてきています。

市場には、まだ高いけれどキノコも少しづつ並び始めました。この時期市場で売られるキノコは、日本の松茸同様、キノコ狩り家が森に入ってとってくる天然物のキノコばかりです。ポーランド語では、Prawdziwek(プラウジベック=本物のという意)とよばれるいわゆるポルチーニ茸は一番高級で(といっても1Kg1500円~2000円ちょっとくらいかな)香りも高く、この時期に大量に買い込んだり、自分で取りに行ったものを一年分乾燥させて楽しみます。


ポーランドは初秋を迎えています。


私はといえば、今年は実は妊婦生活を送っており、SLOWARTの活動も今はかなりのんびりとしています。あと、2ヶ月くらいで新しい家族が増える予定です。今年は、ヤノフの織物展の成功にはじまり、ポーランドの民芸家さんを招いての山梨での切り絵展、そのあとトルンで新しい住まいを一から作ったり、ポーランドでの妊娠生活など、、すべてマイペースでやっていますが、新しいことや新しい社会のことをを学ぶことが多い年です。

こういうふうにマイペースにやっていられるのも、周りの色んな方に助けてもらっているからだと思っています。

さて、なんだかとりとめのない投稿になりそうなのですが、、
ココで、本題お知らせを一つ。



9月21日(金)~23日(日)の週末にポーランド大使館主催で、
<2012年 ポーランド祭>
が六本木ヒルズで開催されます

六本木ヒルズサイトhttp://www.roppongihills.com/events/2012/09/oyn_polandfes2012.html
ポーランド大使館http://tokyo.trade.gov.pl/ja/kalendarium/detail/article,4526,Zhuan_2012.html

今年は、SLOWARTもお店を出さないかと、誘っていただきました。今までは、「切り絵」、「織物」「ピサンキ」などテーマごとの展示・販売だったのですが、今回はこちらでも今まで紹介してきたポーランドの民芸品をすべて揃えてお店を出します。


上記の「切り絵」「織物」「ピサンキ」に加えて、ポーランド各地の「刺繍」やコニャクフ村の「レース編み」、「フォークロア雑貨」なども用意しました。
アンティークのものや、一点物の手作り品ばかりですので、一点一点楽しんで見ていただけると思います。


他にも、ボレスワヴィエツの陶器のお店や、琥珀のお店、ポーランドのコスメのお店、食べ物屋さん、ショパンコンサートなどなど盛りだくさんの3日間になりそうです。お近くの方も、そうでない方も(!)、ぜひ六本木に遊びに来てくださいね。


そうそう、ポーランド祭では、ポーランド大使館や旅と空想の美術館さんの協力で、小さいですが「ポーランド切り絵の展覧会」も行います。6月まで山梨の切り絵の森美術館で展示していた、大作の切り絵数点を会場で展示しますので(観覧無料)、興味があったけど、山梨までは少し遠かった・・という方も観にいらしてくださいね!

ポーランド祭に出品するもののコト、今年の夏の民芸市のことなど、またブログを少しづつ更新します。



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