ク リスマス休暇で夫の実家に帰省してきました。24日は朝からパン屋にパンを買いに行き、クリスマスツリーの飾り付け、プレゼント包み(ポーランドは基本的 に素敵な包装はしてくれません)、食事の準備、クラクフのおばさんを迎えに行って、、と準備で大忙し。その間に私がツリーのボンブキ(オーナメントボー ル)を3個落っことして割り、ママが魚を焼きながらオイルの瓶を落っことして割り、伯母さんがティーポットのフタを落っことして割り・・・と、カシャー ン・ガシャーンという音が絶えず響いていました。。ポーランドで何かを落として割ってしまったら「Na szczęście!(幸運を!)」と言いましょう。
一番星がでるのを待って食事をはじめます。冬至が過ぎたばかりの今の時期は、暗くなるのが16時前くらい。食事の前にオプワテクと呼ばれる白いウェハースを参加者が分けあいながらお祈りをし合います。
さて、ポーランドのクリスマスイブの食事は12使徒の数にちなんで12種類用意するのが良いとされています。また、イブの食事は肉なし、鯉を食べます。昨日のイブの夕食に並んだ義母が数日前から一生懸命用意した伝統的な12種類の食事↓
1.ウシュカ入りバルシチ
ウシュカはスキャベツときのこの煮物のラビオリ。クリスマスのバルシチは肉のダシを一切使わず、数日前から発酵させて酸味を出したビートのジュースとにんにく、乾燥きのこなどからだしをとった澄んだスープです。
2.いんげん豆の煮物
バルシチに入れても美味しいです
3.鯉のゼリー寄せ
焼いた鯉はまだ食べられるけれどこれは少し苦手
4.鯉のフライ
これは私が作ったオリジナル
6.スキャベツときのこのピエロギ
7. スキャベツときのこの煮物
8. スキャベツと乾燥えんどう豆の煮物
9. カシャ(蕎麦の実)のゴウォンブキ(ロールキャベツ)
10. ドライフルーツのコンポート
11.ポルチーニ茸のソース
12. にしんのオイル漬け
~別腹~
ケーキ
ケーキはケシの実のケーキマコーヴィエツや、チーズケーキ・セルニック、シナモンケーキ・ピエルニク
普 段はあぶらっこい肉料理が中心のポーランド料理ですが、この日は肉が一切入りません。昔は冬のこの時期は野菜もなかったのでスキャベツや乾燥きのこ、豆を 使ったものが多いです。素材の味を生かした素朴なものが多いですが、一つ一つ作るのに手間や時間がかかるものばかりです。
イブの日は肉なしですが、25日のクリスマスは盛大に肉を食べますよ!
食事のあとは、プレゼントタイム。ポーランドのクリスマスはサンタクロースは来ないので(サンタの日は12月6日)、クリスマスのお星様が届けてくれる(・・・)プレゼントをツリーの下に並べて親戚どうしで祝い合います。
その後深夜にかけて行われるパステルカとよばれるミサに出かけます。
25日の今日・明日・あさってもごちそうリレーが続きます。
順番が逆転してしまったのですが、キャロル隊については次回に
ブログランキング参加中
~クリックお願いします~