
週末は、クラクフで日本の震災に関するチャリティコンサートが開かれたので行ってきました。クラクフ周辺在住の日本の方が多くいらしているかなぁと思って行ったら、会場は立ち見がでるほどポーランド人の皆さんで埋め尽くされていました。学生有志が集まり会場ではさらに募金活動行われていました。ポーランド人の日本への関心の高さや思いやりを感じ、一日本人としてありがたいなぁと思った次第です。
さて、東京で開催中の<東欧イースターエッグの世界展>@
cedok zakkastoreはいよいよ明日が最終日です。週末の昨日・今日・明日はウクライナのろうけつ染めピサンキを作るワークショップなども行われており、普段以上に盛り上がっています!ワークショップの様子は
コチラ。新たにポーランド、ウクライナ、リトアニアからも追加商品も加わっていますよ。
<6つのタマゴの物語>は終わりましたが、今日は「祈りのタマゴ」のハナシ。太陽の近くに飛んでいける鳥のタマゴに願いを書き込んだ古代・太陽信仰の時代、キリストの復活を祝うとともに、家族や身近な人々の健康や幸福の願いを書きこむ現代のイースターエッグ、いつの時代もピサンキ(ウクライナ語・ポーランド語で<書く>という意味のイースターエッグ)は、人々の願いや思いを込めて作られてきました。ウクライナ・フツル地方やトライピリアンエッグには人々の願いや思いを表す数多くのシンボルが登場します。
動物のシンボル


シカ(ウマ):太陽信仰の時代、シカやウマは太陽の光をもたらす存在と考えられていました。そのことから、シカやウマは
繁栄、強さ、リーダーシップのシンボルとされています。

サカナ:キリスト教が東欧地域に伝わってきた時代。キリスト教徒たちの間で(異教であった)
キリスト教を表す秘密のシンボルとして用いられたのがサカナでした。ギリシャ語でサカナを表す
ICHTHYSがJesus Christ, Son of God, Savior(イエスキリスト、神の子、救世主)というアナグラムになっていることから来ていると言われています。

鳥:トリは太陽、天国の使者であるとされ、希望や生命誕生のシンボルです 波のシンボル

スパイラル(永遠の波):タマゴに描かれる波には終わりも始まりもないことから永遠・不滅・調和のシンボルです。トライピリアンエッグにも多く登場する最古のシンボルです。
太陽・八角星のシンボル


太陽信仰の時代の太陽神を表しています。太陽は最も神聖で力強い存在であり、病気や災難から人々を守る存在とされていました。

ウクライナのピサンキには人々の願いや思いの分だけ他にも様々なシンボルが登場します。愛のシンボル、家内安全のシンボル、豊作のシンボル、繁栄のシンボル、復活のシンボル、新たな生命のシンボルなどなど・・・人々は様々な思いを込めて<祈りのタマゴ>を作り、家族や近しい人達と贈り合いました。<東欧イースターエッグの世界展>では、シンボリズムについての詳しい説明と共に、たくさんの<祈りのタマゴ>を展示販売しています。こんな時だからこそ、皆さんも、自分のためのお守りとして、プレゼントとして、世界にひとつだけのタマゴを探してみてはどうでしょうか。
<東欧イースターエッグの世界展>
場所:
cedok zakkastore東京都千代田区東神田1-2-11
アガタ・竹澤ビル404
tel:03(6240)9500
営業時間:節電のため当面の間:12:00-18:00
東京での開催は3月21日(月)まで!
その後の巡回予定はコチラ:
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