2013/03/19

イースターマーケット@トルン民族博物館 ヒト・モノ編

先週末に、トルンの民族博物館で行われたイースターマーケットの続き。今回は、ヒト・モノ編で。

トルンがあるのは、ポーランドでも北西のクヤフスコーポモルスキエ県(長い)というところになります。今回は、地元ということもあり、この県の民芸家さんも多く参加していました。

上の写真のおばあちゃんが来ているのが、クヤフスコーポモルスキエの民族衣装。パキッとした青いベストと赤いエプロンに白い刺繍が特徴的です。エプロンの手刺繍、はぁ・・ためいきもの。


この地方の刺繍は、白い糸のみの刺繍ですが、赤と青の生地に映えてとても美しいです。


こちらは、トルンから北に100kmほどのところにある、トゥホラというところの刺繍(ゴールド系のもの)と、海沿いのカシュブ地方の刺繍(手前の青ベースのもの)。この別の地方の2つの刺繍、パターンは同じですが、色合いが違うのが特徴です。


トゥホラの刺繍


以前、トゥホラに行った時に、この写真の手前のおばあちゃん、ジタさんに会って、トゥホラの刺繍の生い立ちを教えてもらいました。

とても面白いお話なので、これはまたの機会にちゃんと記事にして書きます。


お次は、山岳部コニャクフのレース編み


本当に、本当にきれい。コニャクフのレース編みは、小さな花がらの連続が特徴的ですが、繊細な花の宝石のようです。

あ、コニャクフのレースの関しては、↓の本でも記事を書いたので、ご参考に:
「世界のかわいいレース」 出版社: 誠文堂新光社 (2012/11/19):アマゾン


そうそう、ポーランド語でストリンギこと、おパンツレースもありましたよ。(お約束)


ウォビッチからは、かわいい民族衣装の女の子と刺繍や切り絵



切り絵は、ヘンリカ・ルスさんのもの
日本ではルスさんの切り絵の大作をたくさんココでみれますよ!あ、ポスターになってるのがルスさん






ポーランド・クリスマス&イースター展 ~冬をかざる 春をよぶ~

主催:旅と空想の美術館  
協力:SLOW ART  
後援:駐日ポーランド大使館、ポーランド政府観光局

清春・旅と空想の美術館
408-0036 山梨県北杜市長坂町中丸1543-58 TEL/FAX 0551-32-8188
http://homepage3.nifty.com/kiyoharu-museo/
開館時間:10:0017:00
休館日:月・火・水 (祝日は開館)
入館料:大人500円 小中学生:300
交通:中央自動車道 長坂・高根ICから10分、JR長坂駅から車で5
新宿区民健康村グリーンヒル八ヶ岳入口北100




これは、クルピエ地方のレース編み。タッティングレース。飾りえり用。こんな飾りえりが似合う服装は、貴族ドレスくらいか・・すばらしい

今回は、ポーランド各地のレースをたくさん見ることができました。こちらは、ビールでも有名なジヴィエッツの民芸家さん

で、最後はポーランド東の端のヤノフから西側のトルンまではるばる7時間もかけてやってきたヤノフの織物。もともとコレ目当てで行ったからね。ちょうど、この先新たに東京のイベントにも誘ってもらったので、たくさん仕入れもして来ました。あぁ可愛い柄がたくさん・・

ヤノフのフィロメナさん

ところどころ宣伝ばっかりでスミマセンが・・コチラもぜひ↓恵文社のwebshop (バーナーをクリック)




ということで、今回のイースターマーケットとっっっっっっても楽しかったです。

色々な人に会えて良かったし、ポーランド中の民芸品が一堂に会した大満足のイベントでした。

仕入れてきたものの一部。

近所だと思って、一人でトラムで行ったら、買いすぎて、両手に荷物かかえて帰ってくるのが、すごく大変でした・・





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