まずは、ボレスワヴィエッツ陶器の大手、Manufaktura社で工場見学。お皿から、マグカップ、貯金箱にクリスマスのオーナメントまでほんとうに様々な陶器の商品が作られています。工場の担当のおばさんに連れられ、見学が始まります。
2010/10/31
ボレスワヴィエツの陶器ができるまで <その1>
まずは、ボレスワヴィエッツ陶器の大手、Manufaktura社で工場見学。お皿から、マグカップ、貯金箱にクリスマスのオーナメントまでほんとうに様々な陶器の商品が作られています。工場の担当のおばさんに連れられ、見学が始まります。
2010/10/25
コニャクフ村の話~ランジェリーで伝統レース産業を救え~
クラクフから、120km程南西に行った、チェコとの国境に程近い、シロンスク県の小さな村、コニャクフは、昔からレース編みと牧羊で有名な小さな村です。高級綿糸で編むその繊細なレース編みは、200年もの間、母から娘へ、またその娘へとこの地方の女性たちの間で伝えられてきました。


この地方の伝統衣装のひとつである、既婚女性がかぶるレースの帽子は、これが自ら編めなければ、お嫁には行けないというほど。この地方の女性たちの間で、レース編みの伝統は根づいています。
コニャクフのレースは、その美しさと質の高さから、過去には、(ポーランド出身の)法王ヨハネ・パウロ二世やエリザベス女王への献上品となり、又ポーランド各地の教会の祭壇を飾っています。
しかし、伝統的なレース産業も、近年は機械編みの格安レースやアジアからの輸入品などに押され、手編みの高価なレースのテーブルクロスなどは、売れなくなっていきました。


もちろん、法王様にも献上した伝統レースを下着にすることには、批判的な意見もあったそう。あるレース職人の女性は、教会での懺悔の際、「レースで下着を編むのは罪なことなのでしょうか」と司祭に相談に来たそう(BBC news)。しかし、今ではこのランジェリーという新たな発想により、コニャクフのレースは再び活気を取り戻しました。KONI-Artでも、60人の職人が働いているそうです。
伝統は、伝統としてそのままの形で受け継ぐことも大切ですが、伝統を新たな文化や価値観の中で、変化させ、そこから<新たな伝統>を生み出す努力は、より素晴らしいものです。本日は、そんなコニャクフ村の話でした。
伝統は、伝統としてそのままの形で受け継ぐことも大切ですが、伝統を新たな文化や価値観の中で、変化させ、そこから<新たな伝統>を生み出す努力は、より素晴らしいものです。本日は、そんなコニャクフ村の話でした。
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2010/10/20
私のインドノスタルジーとTomasz Gudzowaty
最近また、とてもインドに行きたいなぁと思うことが多くなってきました。インドは、過去に仕事で一度、旅行で一度訪れましたが、そのたびに私は、インドの魅力にとりつかれて帰ってきます。そして、しばらくすると又とんでもなく、インドに行きたい病になってしまいます。ヨーロッパや日本にはない、非日常性やエネルギーに心の底からを揺さぶられるからだと思います。また、現代の効率社会を全面否定するような、<予測不可能性、計算不可能性、非効率性の魅力>に惹かれてしまいます。最近は、本棚をひっくり返し、自分の持っているインド書の「ガンジー自伝」から藤原新也の「インド放浪」、2年前に行ったグジャラートについて書いてある蔵前仁一の「わけいってもわけいってもインド」、たかのてるこの「ガンジス河でバタフライ」等々、夜な夜な風呂に浸かりながら、これらの本を読み返しては、インドノスタルジックに浸っているわけです。来年はインド行こう。。
Tomasz Gudzowaty website: http://www.gudzowaty.com/
上記ウェブサイトでは、彼の他の作品や、その作品の動画などもみることができます。
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2010/10/14
ボビンレースの里へ
ポーランド南部マウォポルスカ県にある小さな町Bobowa(ボボヴァ)は、ポーランドボビンレースの里です。ミラノやジェノヴァ、ブルージュで始まったボビン編みの技術が、16世紀にはポーランドにも伝えられ、特にこの小さな町ボボヴァの女性たちの間で盛んに作られるようになります。1899年には、この町にレース編みの学校も作られました。また、2000年から毎年10月のはじめの週末に<国際ボビンレースフェスティバル>が催さています。と、いうことで先週末、クラクフから約80km程のこの町で行われたボビンフェスに行ってきました。

今私たちの身の回りにあるレースは、機械織りにとって変わられてしまいましたが、こうした職人の技術やそれにかける労力を目の辺りにするたび、手仕事で作られたレースは、そのもの以上の価値を持っているのだと、つくづくと実感します。伝統工芸とともに、その手仕事の価値をslow art では、より多く伝えていければ、と思っています。
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2010/10/12
街を楽しむ カジミエーシュ地区
今クラクフで最もおもしろい地区カジミエーシュ地区。最も面白いと言われる所以は、そこにある個性豊かな、カフェやギャラリー、ブティック、SOHO、雑貨店やアンティークマーケットの為です。カジミエーシュは、古い歴史ある街に、モダンでアーティスティックな雰囲気が相まって、「情緒を遊ぶ」ことのできる街です。一軒一軒お店を覗きながらショッピングするのもよし、アンティークマーケットでユダヤのオーナメントを眺めるのもよし、趣のあるカフェやバーでくつろぐのもよし。。もちろんシナゴグ見物をしてもよし。
ひとそれぞれの楽しみ方で楽しめる街です。

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