ポーランド南部マウォポルスカ県にある小さな町Bobowa(ボボヴァ)は、ポーランドボビンレースの里です。ミラノやジェノヴァ、ブルージュで始まったボビン編みの技術が、16世紀にはポーランドにも伝えられ、特にこの小さな町ボボヴァの女性たちの間で盛んに作られるようになります。1899年には、この町にレース編みの学校も作られました。また、2000年から毎年10月のはじめの週末に<国際ボビンレースフェスティバル>が催さています。と、いうことで先週末、クラクフから約80km程のこの町で行われたボビンフェスに行ってきました。

今私たちの身の回りにあるレースは、機械織りにとって変わられてしまいましたが、こうした職人の技術やそれにかける労力を目の辺りにするたび、手仕事で作られたレースは、そのもの以上の価値を持っているのだと、つくづくと実感します。伝統工芸とともに、その手仕事の価値をslow art では、より多く伝えていければ、と思っています。
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