今年の秋からの巡回の織物展では、今はなきポーランド湖水地方、マズーリの織物をヤノフ村の織りてさんたちと一緒に復活させたいと思っています。
マズーリ地方は千湖の楽園といわれるほど、の森と湖が美しい地域。
この地方にも18世紀くらいから織物の工房がたくさんありましたが、今はこのころの織物を受け継ぐ織手がのこっていません。マズーリ地方の織物で特徴的なのは、美しい幾何学文様。ヤノフ村の織物と同様の二重織りや平織りでその文様が発達しました。
これは、ヤノフ村のテレサさんが織ったマズーリ地方の文様を織り込んだ敷物
今回、この地方の文様をヤノフ村の織りてさんたちと復活させるにあたり、この地方の小さな民俗博物館のコレクションを少し譲ってもらうことが出来ました。作者はエヴァ・イラシュさん。織りはヤノフ村のテレサさんに学び、この博物館の織物館の管理をするとともに、自らもマズーリ地方の古い文様を復興させています。
そのエヴァさんの平織りのリネンの織物が今日届きました。このさわやかな季節にぴったりの、マズーリの文様が美しい織りです。
少し先のお話になりますが、秋からの巡回では、この平織りの織物も少しご用意しようと思っています。この地方の模様でヤノフ村の織手さんさちがどんな二重織りの織物を織ってくれるかもとても楽しみです。
仙台のつむぎ雑貨店さんでは、ちょうど今ヤノフ村の織物展が開催中です。こちらでは、ダヌータさんの生命の木のタペストリーなどもみれますよ。
生命の木についてはコチラから:
「生命の木」
ヤノフ村の織物展 春~夏
つむぎ雑貨店
4/24(金)~5/13(水)
仙台市青葉区立町6-16
022-265-5517
営業時間12:00-18:00
定休日 木曜日+不定休
http://tsumug1.com/
~巡回予定~
6/18(木)~6/28(日) itohen (京都)