2014/04/27

クラクフのイースターマーケット


イースターは終わってしまいましたが、先日クラクフに行った時のイースターマーケットの様子をお届けします。

クラクフのイースターマーケットは年々大きくなっているようです。私が住んでいた3年前はなかったマウェリネック(メインの中央広場の裏にある広場)にも、今年はたくさんのお店が出ていました。

この日はイースター休暇に入った、土曜日。クラクフ市民が復活祭の日の飾り付けを求めてやってくると同時に、たくさんの観光客でも賑わっていました。




まずはイースターエッグの数々。クラクフは山岳地方に近い場所がら木工細工が盛んなのですが、ここではたくさんの木製のペイントエッグが売られています。ザラーーーーと籠いっぱいに入ったたまご。

ちなみに、より伝統的なピサンキは本物のたまごの殻に細工が施されていますが、クラクフのマーケットではこれらは見なかったなぁ。ピサンキがさかんな、ウクライナに行くと、これが山積みで売られている光景に出会います。




ボレスワヴィエツの<ポーランド陶器>のお店もたくさん出ていました。カントリーマーケットさんのイースターマーケット展と同じ光景!




こちらは春の食卓を彩る雑貨系







最後は食べ物系。イースターテーブルには欠かせない、パンにパンにケーキにお菓子にチーズ(山岳地方名産の羊乳燻製チーズオシチペック)。


こんな大きなパルマもゲートの横に設置されていました。

他にも骨董屋さんや木工品やさんレース編みのお店やソーセージグリルのスタンドなどもりだくさんのクラクフイースターマーケットでした。


ポーランド陶器あり、東欧各地30種類以上のピサンキあり、イースター雑貨やお菓子ありで本場のマーケットにも負けていない(!)、大分のイースターマーケット展は引き続き、大変好評開催中です!

<ポーランドのイースターマーケット>

期間:4月17(木)~5月2日(金)
■カントリーマーケット■

大分市中央町3-6-29
布屋ビル2F
Tel:050-3444-2545
営業時間:11:00-19:00
定休日:火曜日

http://countrymarket.jp/

主催:ツェラミカ(ポーランド陶器)SLOWART(ポーランド工芸品)






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2014/04/23

<絶品>ポーランド・おばあちゃんの味 トマトマリネにしん


ポーランド南部の夫の実家でのイースター休暇から、トルンに帰って来ました。休暇中は、クラクフに行ったり、親戚のうちにいったり、テニスをしたり、家の裏の森や湖をさんぽしたり、猫を可愛がったり、、こちらでは出来ないことをたくさん楽しんできました。


トルンに帰る日、夫のおばあちゃん(84才)が、私が好きなトマトソースマリネのにしんを作って持たせてくれました。にしんはポーランドでは最もポピュラーな魚で、オーブン焼きにしたり、クリームであえたり、サラダにしたり、ゼリーよせにしたり、色々な食べ方をします。

その中でも、トマトソースのニシンはとびきり美味しくて、私も大好き。今朝の朝食でソースをパンにつけながらお皿がきれいになるまで、ぺろっと食べてしまいました。

ポーランド料理のレシピ本の間からおばあちゃんに数年前に書いてもらったレシピが出てきました。今度は、自分でもつくってみよう。


日本でも手に入る食材だと思うので、作ってみてください!おいしいですよー。

材料:
にしん       1kg
(以下ソース材料)
水         2カップ
酢         1/2カップ
サラダ油     1/2カップ
トマトペースト  80g
オールスパイス(粒)8粒
ローレル     2枚
塩         小さじ1
玉ねぎ      4個


1. にしんは流水で洗って、一口大の大きさに切る (皮はそのまま)
2. 玉ねぎ以外のソース材料を混ぜて、火にかける
3. 沸騰したら、大きめのみじん切りに切ったたまねぎを入れて、6分煮立てる
4. 煮立ったソースに1のにしんを加えてさらに5分弱火で煮て出来上がり

出来上がりの温かいのでも冷めてもおいしいです。ポーランドでは、たいていびん詰にして冷蔵庫にしまい、朝ごはんや晩ごはん(ポでは昼ごはんがメイン)のコールドミールとして、パンやサラダなどと一緒に食べます。



<ポーランドのイースターマーケット>

期間:4月17(木)~5月2日(金)
■カントリーマーケット■

大分市中央町3-6-29
布屋ビル2F
Tel:050-3444-2545
営業時間:11:00-19:00
定休日:火曜日

http://countrymarket.jp/

主催:ツェラミカ(ポーランド陶器)SLOWART(ポーランド工芸品)






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2014/04/19

イースターバスケットを持ってクラクフへ


復活祭(イースター)休暇でポーランド南部の夫の実家に来ました。週末の日曜日が復活祭の為、土曜日の今日は、ポーランド中でこういった、カゴ(ポーランド語ではコシックといいます)を持って教会に行く人達に出会います。


このかごの中には、復活祭の朝に食べるたまごやパン、ソーセージや、塩、ケーキなどが入っており、教会で祝福の儀式をしてもらうために、今日はみな思い思いのかごを持って、教会に通うのです。普通は、自分の普段通っている教会に行くのですが、今年は、このかごをもって2年前まで住んでいたクラクフに行ってきました。


まず向かったのは、クラクフの中央広場にある聖マリア教会。クラクフのシンボル的存在の教会です。


教会の前には、ぐるりと机が並べられ、その中央にはたくさんのパンや、ハム、ソーセージ、焼き菓子やたまごなどのデコレーション。このぐりると並べられた机の上に、みな自分の持ってきたかごを並べ、神父様の執り行う儀式(聖書の一節をよみあげます)のあと、小さなほうきのようなもので、聖水をかけてもらい<祝福>をしてもらいます。

ちょうど私たちが到着した時には、すでにかごは机の上にところ狭しと並べられ、人がいっぱいでまったく前にも行けず、マリア教会はあきらめて次の教会に行くことに。


クラクフ旧市街をぐるりと囲む緑地帯プランタ


幸いクラクフは街中教会だらけなので、教会には事欠きません。次に目指したには、聖ペテロ・聖パウロ教会。ここは人がずっと少なかったけれど、すでにセレモニーが始まっており、かごを差し出すタイミングを逃し、あえなく終了。それでも今日はどんどんかごを持ってくる信者が跡を絶たないので、30分毎にセレモニーをしていました。


さて、しょうがないので、同じ道沿いの先にあるヴァヴェル城へ。ヴァヴェルにはクラクフの大聖堂があるのですよ。大聖堂でうちのかごは祝福してもらおう!と行ってきましたよ。


じゃじゃーん(うちのかご手前)。クラクフの城の大聖堂で祝福してもらうなんて、歴史的に信者でないかぎり、なんかちょっとお上りさんみたいだけど(っていうか完全にお上りさんだけど!)、これ以上ない荘厳な雰囲気の中、復活祭用の食べ物を祝福してもらってきました。今日ばかりは、大観光スポットのヴァヴェル大聖堂も、信者のため(かごを持っている人)だけに観光客の入場をシャットアウトしており、観光客もいないなか、マリア教会のような人混みもなく、無事に目的を達成してきました。


クラクフには今日までイースターマーケットも出ていました。クラクフの素敵イースターマーケットについてはまた別の記事で


コチラは日本で開催中!

<ポーランドのイースターマーケット>

期間:4月17(木)~5月2日(金)
■カントリーマーケット■

大分市中央町3-6-29
布屋ビル2F
Tel:050-3444-2545
営業時間:11:00-19:00
定休日:火曜日

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主催:ツェラミカ(ポーランド陶器)SLOWART(ポーランド工芸品)






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2014/04/16

ポーランドのイースターマーケット@大分 始まります


明日4月17日より、大分のカントリーマーケットさん(HPはコチラから)でポーランドのイースターマーケット開催です!今回は、カントリーマーケットさん、ポーランド陶器のツェラミカさんと一緒にイベントををさせていただいたため、陶器あり、イースターエッグあり、切り絵あり、レース編みや刺繍あり、琥珀あり、パルマあり、もちろんイースター関係の雑貨品やお菓子などもありというもりだくさんの内容となっています。
もしかしたら、(ソーセージやグリルがないだけで!)現地ポーランドのイースターマーケットよりも充実の内容かもしれません!!



今日飾り付けが終わった店内の様子をカントマさんが送ってくれました↓







商品やお店の詳しい様子などはカントリーマーケットさんのブログでどうぞ:Country Market News

すべての商品は、即売ですので、気になるものがあるというかたはお早めにどうぞ!たくさんの方のお越しをお待ちしています!

<ポーランドのイースターマーケット>

 期間:4月17日(木)5月2日(金)

■カントリーマーケット■

大分市中央町3-6-29
布屋ビル2F
Tel:050-3444-2545
営業時間:11:00-19:00
定休日:火曜日

http://countrymarket.jp/

主催:ツェラミカ(ポーランド陶器)SLOWART(ポーランド工芸品)






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2014/04/14

ポーランド・伝統をデザインする ~インスピレーションかイミテーションか~


先日隣町のビドゴシチの美術館で行われている <Ethno-Design Yesterday and Today: Inspiration or Imitationという展覧会に行ってきました。

ポーランドのエトノデザイン=伝統的なデザインが現在に至るまで、どのように各時代の商品やデザインに取り込まれてきたかというテーマの展覧会で、とても興味深く、面白かったです。

美術館の方に写真をとってもいいと許可をもらったのでいくつか撮ってきました。



展示は各コーナーごとに色分けがされており、緑が1800-900年初頭に作られたポーランド各地の伝統工芸品の展示でした。上の写真は、ウォヴィチやオポチノの刺繍が美しい民族衣装や、切り絵、コニャクフのレース、カシュブの刺繍、ザリピエのハウスペイントなどなど。

こちらは、右側にヤノフ村の織物、クルピエ(白い森)の刺繍ブラウスやクラクフの木工細工などが並べられています。どれも、オーセンティックな一級の伝統工芸品ばかり。




次の赤い部屋は1940-60年台の間に伝統的なデザインを取り入れてつくられたもの。この時期、工場での機械大量生産により、手編みのレースから機械編みのレースへ、手織りの布から機械織りの布へと消費と生産のスタイルが大きく変わりました。より低コストで作られるものが好まれはじめ、機械生産に伝統工芸品のデザインやスタイルは取り入れられるものの、伝統工芸品自体の需要はだんだんと減少していきます。


切り絵や刺繍の柄などがプリントされた布


黄色の部屋は2000年以降に作られたポーランドの若手のアーティストやデザイナーによるもの。 伝統的なデザインがより現代的にアレンジされ、時にはビビッドに、時には民族衣装も形を変えて取り入れられています。同じ素材を取り入れているものや、技術をとりいれているもの、パターンをアレンジしているものなどなど、伝統的なデザインが現代の生活に合わせて受け継がれています。


現代のデザイナーたちもアートのグローバル化の中で、伝統に回帰することで、自らのルーツ、オリジナリティを模索しているようでもあります。

ただ、ここで重要な事は、伝統的なデザインはインスピレーションであるべきで、イミテーションではいけないということ。伝統的なデザインというのは、長年にわたって沢山の人の手を経て受け継がれてきたものであり、そのデザインが「誰のものか」というのはとても定義が難しいのです。それを悪用し、作家に断りもなく単にコピーしたものをプリントして販売するという行為がポーランド中でまかり通っています。伝統とそれを受け継いでいる人への尊敬があってこその、エトノデザイン。買う側も良質なエトノデザイン商品を購入したいものです。


<ポーランドのイースターマーケット>
 期間:4月17日(木)5月2日(金)

■カントリーマーケット■

大分市中央町3-6-29
布屋ビル2F
Tel:050-3444-2545
営業時間:11:00-19:00
定休日:火曜日

http://countrymarket.jp/

主催:ツェラミカ(ポーランド陶器)SLOWART(ポーランド工芸品)





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