ポーランド、今はサッカーの欧州選手権を開催中でヨーロッパ中からたくさん各国のサポーターがきています。ホスト国となる初の国際的なビッグイベントでこの為にスタジアムはもちろん、高速道路を作ったり(まだできてないところも多々ありますが・・)、空港・駅などのインフラを整備をしたり、外国人を受け入れるために色々な国の言葉をしゃべるボランティアが働いていたりと、準備をしてきました。
開催から一週間ちょっとがたちますが、今のところ大きな問題もなくホスト国としての役割を果たしているようです。
当のポーランド代表は残念ながら先日の予選リーグで敗退してしまいました・・
面白かったのは、ポーランドxチェコ戦でチェコに負け、敗退が決定した後に落胆してしまったポーランド人が、同じ時刻に行われた同リーグのロシアxギリシャ戦でロシアの敗退も決まったことが分かった瞬間、一気に喜びだしたこと(笑)。ロシアが敗退ならそれでいいと。歴史的な恨みは深いようで・・
そして、試合当日まで<Polska Biało Czerwoni♪>というポーランドの応援歌を歌い続けていた人たちが、次の日からは<Polacy nic nie stało (ポーランド人、何てことないさ)> という歌を歌い出したこと。ある意味立ち直りが早くて前向きな(
と、いうことでポーランドはユーロカップのおかげもあり観光客にも優しい国になってきていると思います。ポーランドって、世界の旅行先ランキングでは毎年トップ20に入る国なんだそうです。
でも日本からの観光客の数はそれに比べるとずーーーと少なくて、周辺のチェコやハンガリーと比べてもまだまだなんですよね。。
ブログでもSLOW ARTを通したポーランドをたくさん紹介してきたのですが、ポーランドって大抵聞くと見るとでは大違いの国。実際に来てみると好きになっちゃう人が多い国なんですよ(自分統計・・)
友人や家族がポーランドに来ると大抵みんなガイドブックをうちに置いて帰ったり、仕事関係でもらったりするので、自分で買ってもいないのにポーランド関係のガイドブックが我が家に増えてきました。
と、いうことで前置きが長くなりましたが今回はポーランドガイドブックレビュー
<地球の歩き方 チェコ/ポーランド/スロヴァキア 2008~2009 >
[単行本]
地球の歩き方編集室 (著)
2008年
海外旅行ガイドといえばやっぱりこれですね。我が家にあるのは、母が当時持ってきて置いていった2008年版の古い地球の歩き方なのですがチェコ/ポーランド/スロヴァキア版。2012年になってもポーランド単独の地球の歩き方は出ていませんorz。そして2008年当時はこれしかありませんでした。ワルシャワ・クラクフ・トルン・ヴロツワフ・グダンスク・アウシュビッツなどなど主要スポットの紹介。写真も大部分カラーじゃないですし、もともとポーランドに興味があって手に取らないとあまり魅力的じゃないです。でもそこは地球の歩き方。現地への行き方、交通機関の利用の仕方、お店情報やホテル情報など実用的な情報は豊富です。とりあえず、これを持ってれば旅行できます。
<とっておきのポーランド 世界遺産と小さな村、古城ホテル>
(地球の歩き方GEM STONE) [単行本(ソフトカバー)]
地球の歩き方編集室 編 (著), 地球の歩き方編集室 (編集)
2012年
今年出たばかりの新しいポーランドガイドブック。地球の歩き方の別冊。たいして何のお手伝いもしていないのに、先日編集部からいただきました。大きな街はワルシャワ・クラクフ・グダンスク・トルン・ヴロツワフを中心に紹介されていて、その他にもこのブログでも紹介してきたザコパネや、カジミエッシュドルネ、ザリピエ、ウォビッツなどの小さな村や町も紹介されています。全頁カラー、今まで、なかった切り口のポーランドガイドで、おしゃれカフェや雑貨店、民芸品やポーランドの緑、田舎文化、古城などが可愛らしく編集されています。若い女子は必見。見ているだけで、ポーランドがおとぎの国のような気がしてきます。。
*アウシュビッツや共産主義的なグレーで暗いイメージが完全に取り除かれているガイドブックです。ココらへんにまず興味がある、という方にはオススメできないかも。
< 魅惑の東欧・ポーランド インテリア&雑貨めぐり>
[単行本(ソフトカバー)
マルタ ヴァヴジニャク イヂチ (著)
2011年
タイトルは、<ポーランド>となっていますが実際にはクラクフの案内ガイド。ほぼ一冊クラクフのガイドなのでクラクフに行きたい人には面白い本です。日本でインテリアデザインを学んだポーランド人のマルタさんが書いているので、結構ディープな現地情報が日本人が好きそうなポーランドのおしゃれ雑貨やインテリア、お店として紹介されていて、バランスがいいです。クラクフに何年も住んでいた私もふむふむと読みこんでしまいました。これを片手にクラクフを歩くと、クラクフの古い魅力はもちろんのこと、デザイナーやおしゃれピーポーが集まる街としての新しい魅力も十分伝わってきます。小さなお店の紹介が多いので、ここ最近で移転したり閉店したお店もあります。近くに移っている場合が結構あるので、見つからなかったら近所の人に聞いてみてください。
<旅の指さし会話帳 (58) ポーランド>
[単行本]
岡崎 貴子 (著)
2004年
友人が遊びに来た時に置いていった指さし会話帳。指さし会話帳実際使いながら旅行する人っているんでしょうか・・(?)だって、自分の言いたいことがあわよくば伝わっても、相手が何言ってるのかわかんないし。でもちゃんとその国に行ったら、現地の言葉で。と思ってこれを買った友人は偉いと思います。ポーランド版の指さし会話帳、実際に友人が使ったかどうかは置いておいて、読んでるだけで結構面白いです。愛の言葉とか、悪態とか惜しげも無く書いてあるし笑。言葉や食べ物、場所やモノの名前なんかを眺めているだけでも、解説なくてもなんとなくその国のことがわかるような気がします。ポーランド語がわかってきたくらいでもう一度見返したりすると、微妙な言い回しなんかにクスクスっとなります。
番外編
< ポーランドの民族衣裳 >
[単行本]
足達 和子
1999年
ガイド本ではないのですが、最近買った日本語で書かれたポーランドの民族衣装の本。マイナーな本でなかなか手に入らないかもしれないですが、この本かなりしっかり書かれています。日本・ポーランド国交樹立80周年記念出版本だそうです。ポーランド語で書かれた<ポーランド民俗芸術>という本を元に編訳、追加記述がされていてポーランド各地の民族衣装の細かな紹介はもちろん、歴史や縫製技法まで載っています。実際にこの本をポーランドで現役で民族衣装を作っている方に見せましたが、このように縫製のし方まで細かく載っている本はポーランドにもない!とのこと。日本語でここまで書かれているのは素晴らしいです。
<天の涯(はて)まで―ポーランド秘史 (1)>
(中公文庫―コミック版) [文庫]
池田 理代子 (著)
これも遊びに来た友人が置いていった本。著者は『ベルサイユのばら』の池田理代子。ポーランド貴族出身の軍人ユーゼフ=アントニ・ポニャトフスキの生涯に即して、18世紀後半~19世紀初頭の悲劇のポーランド史を描いた作品。ポーランド分割があり国が消滅したころのポーランドの悲しい歴史なんだと思う。。というのも、上巻の半分ぐらいでギブアップしたのでわかりません・・・ポーランド貴族の名前が難しすぎて覚えられないし、それにつけてみんな同じ顔に見えてしまって私にはこんがらがってしまってダメでした・・あさきゆめみしでさえ、ギブアップした人間なので、ポーランド秘史のマンガは私にはハードルが高すぎましたorz
以上レビュー終了
ポーランド関係の本も最近は色々な切り口の本がちょっとづつ出てきています。ポーランドに興味が少しでも湧いて行ってみようかなぁと思ったら、上記の本参考にしてみてください。
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