8月15日、日本では66回目の終戦記念日。2つの原爆で終了した日本の第二次世界大戦と未曾有の大地震があり原発問題が暗い影を落とした今年。もちろん、戦争と地震、原爆と原発は違いますが、66年前の戦後と同じように「これからの日本の国づくり」をもう一度真剣に考え直さなければいけない岐路に日本は立たされた年です。国民一人一人が、日本人として自分にできること、しなければいけない事を模索しだした年でしょう。
一方ドイツの降伏で終了したヨーロッパの第二次大戦は5月8日で終了し、ポーランドでの終戦記念日(勝利記念日)は5月9日です。
8月15日のポーランドは、
聖母被昇天の日であり、ポーランド-ソビエト戦争の
ヴィスワ川の奇跡の記念日でもあります。(各記念日の詳細についてはリンク先のwikipedia参照のこと)
要するに、キリスト教の重要な行事と、国の勝利記念日があわさった大事な国民の祝日だということ。
毎年8月15日は夫の祖母の家で親戚の集まりがあり(時期的にもお盆みたいです)、私たちもトルンから戻ってきました。 食事会のあと、この村で軍隊記念日の催しものがあるというので、いとこたちと行ってきました。
8月15日軍隊記念日のポスター・・ものものしいです
当時の軍服をきてキャンプを張っていた衆
初めて知ったのですが、この夫の実家があるシロンスク地方の小さな村は、第二次大戦中ポーランドとドイツの国境だったそう。そのため、その<国境>には国境警備用の要塞バンカーがあったそうな。昨日は、古い戦車が子供をのせたり、軍人の服をきた(ボランティア素人w)人たちが当時のキャンプの様子を再現したり、要塞見学をさせてくれたりしていました。ワルシャワなどではおそらく軍隊パレードなどがあるのでしょうが、、村の軍隊記念日はそこまでものものしくもなく、ゆるい雰囲気でした。
世界各国の警察や軍隊のワッペン
古い戦車
軍服のおじさが戦車に乗ってみろというので、(ブログのためだと)乗ろうとしたら10zl(300円くらい)といわれ、即降りました・・村の子供たちはたのしそうでした。。
さて、聖マリア教会があるおばあちゃんの住む隣村では聖母の記念日にあわせお祭りが開かれます。ポーランドの夏祭りは、聖母の日なんだなぁと文化の違いを実感。
おもちゃの露天を中心に道いっぱいに子供がすきそうなお店が並びます。日本の夏祭りと違い食べ物系がクッキーやキャンディ屋さんくらいしかないのが、残念・・
風船。ハローキティは(本物かそうでないかにかかわらず・・)今やなんにでも登場
飴屋さん。グニャグニャした着色料満点!香味料満点!の子供が大好きなお菓子
ポーランドにも射的
横の広場には移動遊園地やポニーやロバに乗せてくれるところなどもあり、子供たちは本当に楽しそう。この日地元の人たちで大賑わいのポーランドの夏祭りは、日が暮れるとともに子供たちは家路に、大人人口が増えウォッカがあちこちで振舞われダンスがはじまり大人のお祭りにかわるそうな・・私は早めにお暇しました。
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