2012/12/05

恋する雑貨 ~ポーランドのフォークロア雑貨~









NHK BSプレミア「恋する雑貨」という番組で、ポーランドのフォークロア雑貨が取り上げられます。SLOWARTも少しですが、取材協力しました。切り絵などが取り上げられる予定です。

下記、放送日程です。ザコパネのかわいいスリッパや、民族衣装などが登場します。きっとかわいらしい作りになっていると思いますので、ぜひ御覧ください!


ポーランドのフォークロア雑貨
BSプレミアム12月10日(月)午後11時15分
BSプレミアム12月21日(金)午後0時30分(再放送)
旅人|藤澤恵麻
藤澤恵麻さんがポーランドへ。美しい古都クラクフでは観光客必見のショッピング天国へ。そこで目にしたのが、素朴なフォークロア(民俗調)雑貨。こはくや木工品、伝統刺しゅうの服やスカーフなど、その愛らしさに夢中!
中でも、かわいい手作りのフェルトのルームシューズが気に入り、フォークロア雑貨の里・ザコパネを訪ねる。一針一針心をこめてルームシューズを作るおばあさんや、代々民族衣装を伝えてきた家族と出会う。

このブログで取り上げてきたフォーク雑貨の記事はコチラから









上記商品に関するお問い合わせなどはコチラへ:infoアットslow-art.pl
(アットを@に置き換えてください)


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2012/12/03

お知らせイロイロ!! ~クリスマス展、レース本、織物展~

大変ご無沙汰しております。SLOWART BLOGです。。11月に娘をポーランドで出産し、初めての子育てで産後バタバタとしておりました。ちょうど今日で1ヶ月、SLOWARTを放置し続けるわけにはいかないので(!)、仕事始めの本日は放置期間中に置きっぱなしにしていたお知らせなどイロイロ・・・↓

お知らせ1

ポーランド
クリスマス&イースター展
~冬をかざる 春をよぶ~


2011年の切り絵展の際にお世話になった旅と空想の美術館(山梨・清春)さんですでに11月3日から開催しています。今回は、ポーランドのクリスマスとイースターの樣子を民芸品や写真などで紹介しています。ショプキ(クラクフのクリスマスハウス)はおそらく日本初展示。イースターまでと期間が長い開催ですが、まずはクリスマスの雰囲気を味わいにお出かけされてはどうでしょうか。この時期はたくさんのクリスマスグッズも販売しています。

館長清水さんのクリスマスやポーランドにちなんだギャラリートークの第一回目が12/16(日)に開催予定です。


清春・旅と空想の美術館
408-0036 山梨県北杜市長坂町中丸1543-58 TEL/FAX 0551-32-8188
http://homepage3.nifty.com/kiyoharu-museo/
開館時間:10:0017:00
休館日:月・火・水 (祝日は開館)
入館料:大人500円 小中学生:300
交通:中央自動車道 長坂・高根ICから10分、JR長坂駅から車で5
新宿区民健康村グリーンヒル八ヶ岳入口北100



お知らせ2
世界のかわいいレース

11月19日に発売された矢崎順子さん編「世界のかわいいレース」の中でポーランド、コニャクフのかぎ編みレースや、ヤロチンのタッティングレースについてコラムを書かせていただきました。コニャクフは、昨年テレビの取材などでも訪れた際に村の方々にうかがったお話やファッションショーなどの新たな取り組みについて詳しく書いています。

Amazon(コチラから)より:
かわいいレースの写真を見るだけでも楽しめる内容ですが、それぞれのレースの特徴をコンパクトに解説。レースが有名な村、国内外のレースメーカー、レース作家など、伝統のレースを未来につなげる魅力的な試みをコラムとして取り上げます。おすすめのレース教室、写真掲載の商品の購入先情報もあります。レースの多様なビジュアルと魅力を見て楽しんで頂き、そして少しレースに詳しくなれる情報がついた今までにない本です。



お知らせ3
ポーランド・ヤノフ村の織物展2012-2013

大変ご好評をいただいた昨年に続き今年も、ヤノフ村の織物展を開催します。春から注文を重ね、織手さん達が今年の展覧会用に作ってきて下さった、たくさんの織物が今年も札幌(プレッセ)、東京(チェドック)、京都(恵文社)で並びます。昨年は、どこのお店でもほぼ完売となったクッションや小さめのコースター、たくさんのご注文をいただいた中~大型のタペストリーなど新たな作品のみたくさん、揃いました。只今、展示準備中。詳細、DMなど追ってお知らせします。


期間:2012年12月~2013年3月
 Presse 
2011.12 
チェドックザッカストア 
 2012.1.5(土)-1.20(日)
東京都千代田区東神田1-2-11
アガタ竹澤ビル404
 Tel03-6240-9500
営業時間12:00-19:00
 定休日期間中無休
京都恵文社一乗寺店
2011.2.15(金)-2.28(木)
京都市左京区一乗寺払殿町10
Tel: 075-711-5919 
営業時間:10:00~22:00 
定休日:無休


*各展示については詳細、見所など追って更新していこうと思っています。今後共SLOWARTをよろしくお願いします。




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2012/10/01

ポーランドのスープ シリーズ2 ~ロスウの次の日はトマトスープ~


ポーランドのスープシリーズ2。ロスウ(コンソメスープ)を大鍋に作った次の日は大抵これにします。トマトスープ。鶏がらや野菜のだしがきいたコンソメスープから作るこのスープはとっても簡単で、美味しい。ショートパスタやごはんを入れて食べるんですが、私は断然ご飯派。リゾット、おじや風になって絶品です。

材料さえあれば、簡単すぎて作り方ってほどでもないですが、レシピを。

~材料~

◯ロスウ(コンソメスープ) 2L
参考:http://slow-art.blogspot.com/2012/09/1.html

ロスウからの流れで作るのを断然おすすめしますが、「そんなことやってられん」という場合はもちろんコンソメキューブでも。鳥ガラからダシをとらず、コンソメキューブから作る場合でも、人参・玉ねぎ・パースニップ・セロリ、ニンニク、ローレル、オールスパイスなどの香味野菜+スパイスを1時間ほどスープと一緒に煮こむと、味がずっとよくなり、本格的な味に近づきます。スープの味が決まるダシになるので、あまり手抜きはしたくないところ。

◯濃縮トマトピューレ 1瓶 (濃縮度合いにもよる)90g
◯クリーム18% (サワークリームでも)150cc
◯小麦粉 大さじ1.5 (水溶き)

<スパイス>あれば↓
◯タイム
◯セージ
◯フェンネル
◯ローズマリー
◯バジル

などの乾燥ハーブ少々。ポーランドではプロバンス風ハーブという名前でこれらのミックスハーブが売られています。どれもほんの少々ずつでいいんですが、香りが格段にいよくなり味わいも深くなります。

◯塩
◯コショウ
◯飾り用バジル


1. 鳥ガラや野菜を取り除いたロスウ(コンソメ)を別鍋へうつして温めます。ロスウから作らないかたは、ここでコンソメキューブと香味野菜を一時間ほど煮込んで、スープに味を出してください)


2. これがポーランドで市販されているトマト濃縮ピューレ(30%)と18%のクリーム。ピューレは、ケチャップよりも水分がなくかなり濃厚で、トマトの果肉なしです。クリームは生クリームが30~40%の濃さだとすると、スープ用でその半分くらいの乳脂肪分。日本ではどちらもまったく同じものはないかと思うので、%を参考に、できるだけ濃厚なピューレx2くらいとサワークリームで代用してみてください。


3. お味噌を溶かす容量で、トマトピューレを溶かし入れます。


4. プロバンス風スパイス各種を入れます。その後味と香りが馴染むように10分ほど弱火でコトコトとやりましょう。

5. クリームを別の器にとりわけ、分離しないようスープをお玉1加え混ぜます。スープとクリームがまざったら、4の鍋に加えます。その時スープが沸騰していないように気をつけてください。

6. クリームとトマトピューレが混ざった状態で、スープがまだサラサラであれば、大さじ1.5くらいの小麦粉を水にとかし、スープに加え濃度をだします。小麦粉が固まっちゃわないようにグルグル混ぜてくださいね。

7. 塩・コショウで味を整え、ご飯やパスタを少量もったスープ皿に注いで、出来上がり!かざりに、バジルやパセリの葉をちらして。



ポーランドのトマトスープ、簡単ですがとても美味しいので試してみてくださいね。

コンソメスープ、トマトスープと優しい系のスープが続きましたが、今週は夫の大好物。ソーセージ、ベーコン、お肉たっぷり、カロリーもたっぷり、これぞポーランドという感じの<乾燥えんどう豆のスープGrochowa(グロホヴァ)>を作る予定です。



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2012/09/26

ポーランドのスープ シリーズ 1 ~ロスウ(コンソメ)~


秋のポーランド、良いお天気の日が最近続いていますが、朝晩はぐっと寒くなって来ました。寒い日は美味しいスープが食べたくなるもの。ポーランドはスープ大国。美味しいスープがたーくさんあります。我が家で作るスープを少しづつシリーズで紹介していきたいと思います。

第一弾のスープは、一番の基本のロスウ(ポーランド語ではRosółロスウ)、コンソメスープ。簡単ですが、時間をかければかけるほど美味しくなります。

このスープはもっともオーソドックス、ポピュラーで、家族の集まりや、コース料理なんかで一番見かけるスープです。大鍋にたくさん作り、いいトリのダシがでたら、2日後はトマトスープなんかにしてもいいですよ。

~材料~

<ガラ>
鳥ガラ 一羽分
牛すじ/牛骨 (あれば)←ちがう種類のお肉を混ぜることで味わいがよくなります。

<香味野菜>
人参        1本
玉ねぎ       1こ
パースニップ   1本
セロリの根っこ 小1つ
ポロ葱(普通のネギでも)1本
ニンニク 1かけら

<スパイス>
オールスパイス(粒状) 4-5粒
ローレル 2枚
コショウ粒 5-6粒くらい
味付けの塩・コショウ
乾燥ポルチーニ(隠し味) スライスを2-3枚

鍋は4.5L用の鍋を使ってます。 (全ての材料をいれて、かぶるくらいの水。2.5Lくらいかな)



ポーランドでは、どんな店でも必ずおいているスープの基本野菜、人参・パースニップ・セロリの根っこ・ポロ葱。日本では、パースニップやセロリの根っこが少しハードルが高いですかね。私は、日本に住んでいるときは、これが中々手に入らなかったので、ポーランドからこれらの<干し野菜>を持ってきて使っていました。

根っこが、やはり濃い味がでますが、もちろんセロリの葉の部分でもいいです。

ロスウはあまりコツなど必要ないスープですが全体を通して絶対に沸騰させないこと!!これさえ守れれば大丈夫でしょう。




1. お湯がわいたらまず、お肉系のガラをいれて、アクが出てこなくなるまでコトコトと煮ます。アクがかなり出てくるので、こまめにとりのぞいて。


2.澄んだスープになったら玉ねぎ以外の皮を向いた香味野菜とスパイス類をすべて入れます。にんにくは、包丁の裏でつぶして。


3.フライパンに油をひかず玉ねぎの表面を炙ります。直火のコンロであれば、玉ねぎをアルミホイルで包んで、焼いてもいいです。甘みがでておいしくなります。ある程度全体的に焦げ目がついたら、2のスープの中へ。


4. ひたすらコトコト弱火で煮ます。理想は次の日の晩御飯用に、前の晩に仕込んでおくこと。最低4時間くらいはコトコトがんばりましょう。

沸騰させてしまうと、折角のスープが白濁してしまいますので、気をつけて。


5. 塩・コショウで味付けしていただきます。味がどうしても薄いという場合は、コンソメキューブを少し足してもいいです。


6. ポーランドでは、ロスウように短くて細いパスタが売られています。スプーンですくってたべられるように。(もちろん、パスタも手作りが一番ですが!)パスタを茹でて、スープの人参を少量取り分け、パースニップの葉やセロリを少々飾って出来上がり。


とりあえず、大鍋に作って2日目とかが一番ダシがでておいしくなります。残ったコンソメで、ポーランド風トマトスープzupa pomidorowa(これはとっても簡単!)を明日作ってみます。


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2012/09/20

コニャクフ村のレースやポーランドのアンティークレースの話


ポーランドのレース編み。日本では、切り絵を作られている方よりも、織物をされている方よりも、ピサンキを作られている方よりも、<レース編みを自分でなさる方>が圧倒的に多くて、私のところにも時々、ポーランドのレース編みについて問い合わせがあります。

また、ポーランドのコニャクフ村のレース編みは知る人ぞ知るレース編みとして結構通の間では人気もあるのでは。去年の今頃私も、ちょうどテレビ出演までしましたし。。。

詳しくはコチラコチラ

今回はパンツの話↑は置いておいて・・出展予定のコニャクフレースの画像など


コニャクフ村はポーランドとチェコの間にまたがるベスキッド山脈にある小さな村。何世代にもわたって、細い綿糸で編むレース編みが村の女性達の間で伝えられてきました。
模様の特徴としては、花模様の連続が多く、とてもフェミニンで繊細なレース編みです。

上の写真はコニャクフのズザンナさん。今年初夏のお祭りで会いました。ズザンナさんが着ているのは、コニャクフの民族衣装。これにレース編みの帽子をかぶったりもします。





 今回は、企画展をやるほど数量がないけれどちょっと個人的に集めていたポーランドのアンティークレースも少し送りしました。リネンのものや綿のものなど色々ですが、風合いも手の込みようもとても素敵です。ホントは売りたくないんだけど・・どうぞー。

 クロス

クッション


テーブルクロス

ポーランド祭いよいよ明日からですね。今日大使館からプログラムをいただきました。会場では、ポーランド産商品物販や食べ物屋さんの他に、ポーランド映画の無料公開やショパンコンサートなんかもあるようです。




<2012年 ポーランド祭>
日時:9月21日(金)~23日(日)
11:00-19:00
場所:六本木ヒルズ O-Yane Plaza
















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2012/09/17

ヤノフ村の織物2012 オヒロメ


ポーランド祭@六本木ヒルズ、いよいよ今週末です。ポーランドから送った荷物も無事到着したようです。最近荷物の量が増えてきたりして、ポーランドからEU圏外への発送には書類なんかも必要で、荷物を送る際には、ポーランドの郵便局や、通関局なんかを当てにしなくちゃいけないので、毎回無駄にドキドキするのですが、無事到着。良かったです。ポーランド祭のSLOWARTブース、小さいですが、すこぶるたくさんお披露目品があるので、回転率にご協力を!


さて、夏前からオーダーしていたヤノフ村の織物も段々出来上がって来ました。民芸品は縫い物でも、編み物でも、切り絵でもなんでも時間がかかるものですが、やはり糸から紡ぐこの織物はグンを抜いて作るのに手間暇と時間がかかります。


今回は、ヤノフ村の5人の織手さん総動員で、織ってくれた織物の初回仕入れ分の中からクッションや小さめのタペストリーを中心に選んでお祭り用に送りました。

(ちなみにトップ画像は、ルドガルダさんが織った特大タペストリー。販売用に注文したのですが、あまりに素晴らしいので我が家の寝室に掛かることになりました。また、追加で織ってくださってるのでご安心を。)

人気の高い森や動物柄を中心に、新しいモチーフなんかもたくさんあります。

Alicja Kochanowska バンビ

Alicja Kochanowska トナカイ 

Danuta Radulska 冬の遊び 

Ludgarda Sienko トリとネコ

Danuta Radulska 家とうちのネコ 

Ludgarda Sienko トリシカ 

Ludgarda Sienko 生命の木 

Filomena Kurpowicz 花咲く木とトリ


 Ludgarda Sienko バイソンの森


Lucyna Kedzierska マゾフシャ地方の伝統的パターン

Lucyna Kedzierska マゾフシャ地方の伝統的パターン



すべて違う柄、色味、大きさのものなので、会場では手にとって一枚一枚ご覧くさだい。また、今回のポーランド祭でのお披露目を皮切に今年から来年にかけて札幌、東京、京都でも企画展を開催予定です。ヤノフ村では織物絶賛制作中です;)




<2012年 ポーランド祭>
日時:9月21日(金)~23日(日)
11:00-19:00
場所:六本木ヒルズ O-Yane Plaza


















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