浅草チェドックさんでの<ヤノフ村の織物展>、おかげさまでご好評開催中です。今年新たに用意した、ポーチや小型のトートバッグ、新作のバッグやブックカバーはすでに品薄になってきているようです。
さて、今年は<生命の木>というテーマで開催しており、生命力と神話性を帯びた、たくさんの織物を用意しました。
今日は、その<生命の木>について少しご紹介します。
<生命の木>は、神話や宗教的シンボルとして世界各地で表現されています。それらは私達の内に息づく生命の象徴(シンボル)であり、生命の力・聖なる力・大いなる力・愛の力・生命の賛歌などを示しています。
ただ、 ヤノフ村の織物に<生命の木>のモチーフが登場したのは、実は比較的最近のことです。1920年台に入り、手織り文化は、機械織りに押され、衰退し始めていました。それを危惧したワルシャワ大学のエレオノラ・プルティンスカ教授が、それまでは植物柄や伝統的な幾何学文様を中心に織っていたヤノフ村の織手たちに、売れる新たな模様を提案しました。そのうちの一つが、<生命の木>のモチーフです。
プルティンスカ教授との協力関係は、村の織手が1人のアーティストとして自ら構図や色どりを考え、パターンを創造するという流れを生みだしました。織手の個性やデザイン力、技術が存分に発揮される織物へと変わっていったのです。従来の幾何学模様を織るのみだった伝統的な織物は、この頃からより芸術的で創造的な織物となったのです。
生命の木の織物や、前年度のテーマであった「村の生活」の織物は、この村の織手たちの芸術性が存分に発揮された織物であると言えます。
今年展示している大作の数々も、デザイン性や構図に優れた素晴らしいものばかりです。
ヤノフ村の織物は、一つの織物に様々なストーリーが織られており、見ればみるほど愛着が増します。また、織物一つ一つの個性は、そのまま織手の個性として織り手の顔が目に浮かびます。
お店でお手にとり、実際にご覧いただきたいです。
浅草チェドックでの織物展は今月28日(日)までです!
期間:12月9日(火)-12月28日(日)
■チェドックザッカストア浅草■
-1Fギャラリー-
東京都台東区駒形1-7-12
Tel:050-3596-9500
営業時間:12:00-19:00
定休日:15日(月)・22日(月)
SLOWART在廊:28日(日・最終日)
ご質問、ご要望、ご注文、織手さんへのメッセージなどなどありましたら、ぜひお声をおかけくださいませ。
もちろん、メールなどでもお問い合わせください。
info<アットマーク>slow-art.pl
↑<アットマーク>を@に変えてくださいね。
もちろん、メールなどでもお問い合わせください。
info<アットマーク>slow-art.pl
↑<アットマーク>を@に変えてくださいね。
0 件のコメント:
コメントを投稿