ポーランドのパン@普通の市場
ポーランドのパン@クリスマスマーケット
ポーランドのパン@イースターマーケット
ポーランドのパン@食卓
お久しぶりです(汗)。約一ヶ月近くも放置していたSLOWARTブログです。。
開始そうそう、パン・パン・パン。ポーランドのパンがどんなものなのかなんとなくおわかりいただけましたか?どっしり重い胚芽パン。こちらでは、薄く切って、チーズやハム、ピクルスやトマト、タマゴなんかと一緒に朝食や夕食(ポーランドは15時くらいの昼食が一日のメインの食事です)に食べます。日本人の心がお米なように、ポーランド人はこのパンを愛してやみません。
空港の荷物検査の際、ポーランド人の開けられたスーツケースの中から大きな一塊のポーランドパンが出てくるのを私は何度か目にしました。日本人が、インスタントのラーメンやお米パック、お味噌汁を海外旅行に持っていくのと同じかな・・・
ポーランドを含むヨーロッパのスラブ圏では、「パンと塩」で客人をもてなすという16世紀くらいから続く伝統が今もあります。また、キリスト教ではパンはイエスの体を表していますね。カトリック色の強いポーランドではパンを切る際に、十字を切る人だっています。
パンは、知恵や豊かさ、温かいもてなしの象徴として
塩は、日本と同様で魔除けとして
ポーランドでは、今でも結婚式の際にパンと塩が新郎新婦に振舞われ、結婚後の幸福と豊かな生活が願われます。
ポーランドのパンに関することわざを少し
chleb i woda, nie ma głoda
パンと水があれば飢えることはない
dobry chleb, gdy kołacza nie masz
ケーキがなくてもおいしいパンがあればいい(意:今あるもので満足するべき)マリ・アントワネットの逆(笑)
kto chce nieba, cierpieć trzeba, a kto chce chleba, pracować trzeba
天国に行きたければ精進すべし、パンを食べたければ働くべし
trzeba chleba i nieba
天国とパンは必要だ (意:人の必要なもの精神的な安らぎと物質的な満足)
塩は、日本と同様で魔除けとして
ポーランドでは、今でも結婚式の際にパンと塩が新郎新婦に振舞われ、結婚後の幸福と豊かな生活が願われます。
ポーランドのパンに関することわざを少し
chleb i woda, nie ma głoda
パンと水があれば飢えることはない
dobry chleb, gdy kołacza nie masz
ケーキがなくてもおいしいパンがあればいい(意:今あるもので満足するべき)マリ・アントワネットの逆(笑)
kto chce nieba, cierpieć trzeba, a kto chce chleba, pracować trzeba
天国に行きたければ精進すべし、パンを食べたければ働くべし
trzeba chleba i nieba
天国とパンは必要だ (意:人の必要なもの精神的な安らぎと物質的な満足)
ポーランドのパンってなんというか、ポーランド人にとって必要不可欠なものであり、心の安らぎであり、社会の土台になるものなんですよ。
美味しいんですよ。ご飯と一緒で、毎日食べても飽きない味なんですよ。
美味しいんですよ。ご飯と一緒で、毎日食べても飽きない味なんですよ。
--------でも、日本人の私はポーランドに住んでいると、時々日本の真っ白なフワッフワ・もちもちのパンが食べたくなりますorz しかしながら、パン屋さんでは売ってません。自分で作るしか無いです。最近日本のパンが食べたい禁断症状についに耐えられなくなり、ホームベーカリーを買いました。これで、私も好きな時に、食べたいパンが食べられるはず。。
と思いきや、外国生活は一筋縄には行きません。
ポーランドのパンと日本のパンの違いはやはり「軽さ」と白さでしょう。
そこで、ポーランドと日本でパンを作る際の小麦粉の決定的な違いがあることに気づきました。
「ポーランドには(日本のような)強力粉が存在しない!!」
ポーランドのパンと日本のパンの違いはやはり「軽さ」と白さでしょう。
そこで、ポーランドと日本でパンを作る際の小麦粉の決定的な違いがあることに気づきました。
http://artkulinaria.pl より
●一方ポーランドの小麦粉は小麦粉の挽き具合、要するに小麦の外皮がどれだけ含まれているか、ということでタイプごとに(450-2000まで分かれています)
分類方法がそもそもぜんぜん違うんです。
日本のパンのフワフワ・もちもちは、強力粉の強いグルテンによるものです。だから分類もグルテン含有量が大切なのがわかります。逆に、栄養価も高いポーランドのパンの硬いどっしり感はあらい小麦の外皮やミネラル成分から来ているわけです。小麦粉分類の上で精製方法が重要になってくるのにも理解ができます。
ポーランドで大抵パン専用として売られている粉は、精製があらいグラノーラ状の小麦粉やライ麦粉です。これで、日本のパンを作ろうとしても全く別物になってしまうのです。
このままでは、ホームベーカリーはあれど、フワッフワのホテルブレッドなど作れない。。
そこで、どうすればいいか、、次の記事でより詳しく考察してみます。(ポーランドで日本のパンなど作る必要のない読者の大多数・・には面白く無いかも・・まぁそう言わず、お付き合いください)
ブログランキング参加中
~クリックお願いします~
こんにちは、ポーランドに住んでいる者です。
返信削除この前パンを焼いて失敗し、原因を探っていた所、こちらの記事に行き着きました。
こちらの記事、数少ないポーランド情報の中でとても参考になりました!ありがとうございます(^^)