2013/02/08

イースターの足音近づく 春はすぐそこ


ポンチュキ 

今週のポーランド、気温もプラスになり雪も降らず、日中はおひさまが出る日も多くて、とても過ごしやすい週でした。このまま冬がおわってしまえばいいのに。

さて、2月7日の昨日は大きなイースター行事の一発目<tłusty czwartek-Fat Thursday-脂の木曜日>でした。なんだか、日本語の<脂の木曜日>ってすごい名前なんですが、これ昔は、節分のような日で、冬の終わり、春の始まりを祝い、お肉やワインを飲み、ポンチュキというドーナツを食べて祝ったそうです。今は、イースター前の粛清期間(四旬節)直前の木曜日。今日をさかいに、敬虔なカトリックの人たちはお肉を控えたり、パーティを控えたり、教会に足繁く通ったりと清く正しくイースターまで生活します。なので、前日はドーナツ食べて盛り上がっちゃおうぜ!っていう日です。

この日は、ポーランドでは「ポンチュキいくつ食べた?」が合言葉になり、とりあえずドーナツを食べ狂う日なんです。昨日は私もポンチュキを買いに散歩がてら、何軒かのケーキ屋さんやパン屋さんを回りました。我が家でも色んな種類のポンチュキを10個買って来ました。(食べる人数は2人・・)中味は、ローズヒップのジャムが大道で、アルコールが少しきいたカスタードクリームや、チョコ、マーマレードなどもあります。ポンチュキは、生地にスピリタス(アルコール度90%のウォッカ)を混ぜることで、揚げた際に、油が中の生地まで浸透しないというのを読みました。たしかに、そこまで油っぽくないので、どんどん食べられちゃうんですよ。それでも一つ200-300キロカロリーのカロリー爆弾。ひゃー危険。




でもね、ポンチュキ食べると春がくる気がするんです。

ポーランドに住み始めて5年。コチラの冬はやっぱり、とっても長い、暗い、寒い・・。イースターは春のお祭りです。そのイースターの行事の始まり、<脂の木曜日>いわく、ポンチュキの日は、そろそろ、冬が終わるなぁ、春になっていくんだなぁという気持ちが湧いてきます。

冬の間に溜まった、欲求不満を、ポンチュキにぶつけ笑、ポンチュキを食べれば食べるほど、春が早くやって来るような、気がしないでもないんですよ。



そんな、ポーランドの春をよぶ行事や伝統工芸品をたくさん紹介している展覧会、「ポーランド ~クリスマス・イースター展 ~冬をかざる・春をよぶ~」ただいま清春・旅と空想の美術館さんで好評開催中です。

以下展示中のイースターエッグの数々









今週末2月10日には館長清水さんのイースターにちなんだギャラリートークもあります。ぜひ、ポーランドの春を一足早く感じに、お越しください。


清春・旅と空想の美術館
408-0036 山梨県北杜市長坂町中丸1543-58 TEL/FAX 0551-32-8188
開館時間:10:0017:00
休館日:月・火・水 (祝日は開館)
入館料:大人500円 小中学生:300
交通:中央自動車道 長坂・高根ICから10分、JR長坂駅から車で5
新宿区民健康村グリーンヒル八ヶ岳入口北100




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