今週は、<ポーランド切り絵の世界展>の開催に伴い、ポーランドの切り絵についてお伝えしています。昨日の記事では、展覧会でも展示している、切り絵の里、Łowicz(ウォビッツ)とウォビッツの切り絵作家達をご紹介しました。ウォビッツの切り絵は、その繊細さと色使い、多くのモチーフなどからポーランド国内外で有名ですが、今では、廃れてしまった地方の切り絵もポーランドにはたくさんあります。本日は、ウォビッツ以外の地域の切り絵について、ご紹介します。
ポーランドの切り絵は、19世紀の前半に、ワルシャワが、県都でもあるマゾフシャ県の村々に広がりました。各地方では、その土地独自の切り絵が作られるようになります。しかし、一時期は、民家の飾りや村のお祭りの際の飾りとして、盛んだった民芸品の切り絵も、今は多くの地域で後継者がおらず、消えゆく伝統となっています。
ワルシャワ南部Powiśle(ポヴィシュレ)地方の切り絵もその一つです。すでに、1984年の調査では、後継者がいない、消えゆく民芸として、レポートが書かれています。
また、以前上海万博のポーランド館の記事でご紹介した、Kołbiel(コウビエル)地方の切り絵も、実は、後継者不足の為、消えゆく伝統の一つです。
本日で、プチマルシェ伊那店さんでの切り絵展は終了いたしました。
数多くの方にご来店いただきました。ありがとうございました!
<ポーランド切り絵の世界展>
le petite marche 伊那店
2010/6/1(火)~2010/6/23(木)
長野県伊那市富県1777-557
T/F 0265-96-0657
営業時間:11:30~21:00
不定休
http://www.owari.ne.jp/~petit/index.html
次回巡回地:東京
ČEDOK TOKYOSTORE
2010.6.29(火)~2010.7.10(土)
東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ・竹澤ビル404
T:03-6240-9500 営業時間:13:00~19:00 定休日:日・月
http://www.cedok.org/
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ポーランドの切り絵は、19世紀の前半に、ワルシャワが、県都でもあるマゾフシャ県の村々に広がりました。各地方では、その土地独自の切り絵が作られるようになります。しかし、一時期は、民家の飾りや村のお祭りの際の飾りとして、盛んだった民芸品の切り絵も、今は多くの地域で後継者がおらず、消えゆく伝統となっています。
ワルシャワ南部Powiśle(ポヴィシュレ)地方の切り絵もその一つです。すでに、1984年の調査では、後継者がいない、消えゆく民芸として、レポートが書かれています。
また、以前上海万博のポーランド館の記事でご紹介した、Kołbiel(コウビエル)地方の切り絵も、実は、後継者不足の為、消えゆく伝統の一つです。
Stanisława Bakuła 1958年
このように、ポーランドの切り絵は、その地方、地方でその土地独自の民芸品として、庶民、農民たちの間で親しまれました。残念ながら、後継者がおらず、過去のものとなってしまった切り絵も多くあります。しかし、それらの切り絵もデザインとして、素晴らしく、上海万博のパヴィリオンのデザインに取り入れられるなど、新たに価値を見出す、若手のデザイナー達は少なくありません。これからも、一般庶民が作りだした伝統、文化を、大切にしていきたいものです。
Antoni Śledziewski 編著<WYCINANKA POLSKA>は、ポーランドの全ての地方の切り絵がオールカラーで載っている、貴重な資料です。今回の展覧会にも置いてありますので、ぜひご覧ください。
Antoni Śledziewski 編著
本日で、プチマルシェ伊那店さんでの切り絵展は終了いたしました。
数多くの方にご来店いただきました。ありがとうございました!
<ポーランド切り絵の世界展>
le petite marche 伊那店
2010/6/1(火)~2010/6/23(木)
長野県伊那市富県1777-557
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営業時間:11:30~21:00
不定休
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次回巡回地:東京
ČEDOK TOKYOSTORE
2010.6.29(火)~2010.7.10(土)
東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ・竹澤ビル404
T:03-6240-9500 営業時間:13:00~19:00 定休日:日・月
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all super
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