昨日に引き続き、現在開催中の展覧会<ポーランド切り絵の世界展>に関連し、ポーランド切り絵についてのお話。本日は、切り絵の里Łowicz (ウォビッツ)と、伝統を守る切り絵作家さん達をご紹介します。
19世紀の後半にかけ、切り絵は主に、ワルシャワ近郊の村の庶民や農民の間に広がりました。特にワルシャワから南に80Km程の小さな町ウォビッツの切り絵は、その繊細さとポーランド独特の色使いで有名です。ウォビッツは、住民たちがみな民俗衣装に身を包み、パレードをするという、前回の聖体節の記事でも紹介した通り、文化と伝統色が未だとても濃い地域です。
今回の展覧会では、ウォビッツの切り絵民芸家3人の作品を展示、販売しています。どの方も、ポーランド国内はもとより、海外でも多く展覧会を開いています。
Henryka Lus(ヘンリカ ルス)さん。18歳のころから50年以上にわたり、切り絵の民芸家として活躍しています。いまでも、羊毛バサミを使って切り絵を作り続ける数少ない作家の一人。
Grażyna Gładk(グラジナ グワトカ)さん。ポーランド国内で開催される、切り絵コンテストで最優秀賞を受賞。現在、上海で行われている万博のポーランド館でも、彼女の作品が展示されています。
Stefania Borkowska(ステファニア ボルコフスカ)さん
ポーランド国内のコンクールで数々の賞を受賞している。ヨーロッパ各国でも展覧会を多くひらいています。現在は、娘さんと一緒に、作品を作っています。
ポーランドの切り絵は、その発祥が農民たちの文化ということもあり、現在でも切り絵に用いられている伝統的なモチーフは、村の生活に身近な家畜のニワトリや馬、ポーランドに春になると飛来し、屋根 の上に巣作りをするコウノトリ達、庭や畑に咲く草花です。
又、村の伝統的な結婚式や、収穫の様子、糸紡ぎ、キノコ狩りまで、ポーランドの素朴な 農村の生活を垣間見ることができます。古い切り絵は、今はなくなってしまった、農村の習慣や文化を伝える、大切な歴史的資料としても、重要視されていま す。
Grażyna Gładka 村の結婚式
<ポーランド切り絵の世界展>では、その他、たくさんの作品をご覧いただけます。もちろん、全て手作りの為、一点一点違った味わいの作品ばかりです。ぜひ、ポーランドの田舎の村で生まれる温かい作品の数々を実際にご覧ください。
現在開催中
<ポーランド切り絵の世界展>
le petite marche 伊那店
2010/6/1(火)~2010/6/23(木)
長野県伊那市富県1777-557
T/F 0265-96-0657
営業時間:11:30~21:00
不定休
http://www.owari.ne.jp/~petit/index.html
いよいよ明日6/23(水)まで!!
次回巡回地:東京
ČEDOK TOKYOSTORE
2010.6.29(火)~2010.7.10(土)
東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ・竹澤ビル404
T:03-6240-9500 営業時間:13:00~19:00 定休日:日・月
http://www.cedok.org/
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営業時間:11:30~21:00
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東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ・竹澤ビル404
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