2011/05/18

いざ、ピサンキフェスティバルへ!


ウクライナの旅の目的は、コロミーヤというリヴィヴから160kmほど離れた街で行われた<ピサンキフェスティバル>でした。コロミーヤという街は山岳民族フツル民族が暮らす地域の中心的な街であり、街にはピサンキ博物館やフツル民族博物館などがあります。
イースターエッグ展にも出ているフツルのろうけつ染めエッグ

フツル民族はカルパチア山脈周辺に住む民族でウクライナ民族とも、ポーランド民族、ルーマニア民族とも違う独特の文化や伝統をもち、刺繍、織物、陶器、木工細工、もちろんピサンキなどにおいても崇高な芸術作品を多く残しています。今回はそのフツル地方の文化中心地コロミーヤで行われた<ピサンキフェスティバル>の様子を少し。

ピサンキ博物館前の広場で行われたフェスティバル。ウクライナ各地から民族衣装をきた人たちが整列し、パレードが行われました。

チームオデッサ

民族衣装って年を重ねれば重ねるほどどんな派手なデザインでも似合ってきますよね

もちろんピサンキもいろいろ:これはキストカではなく先の丸いペンで描くDrop and pullという技法のタマゴ

こちらはトライピリアンエッグなどを中心に

これは木製のエッグ

売り子のお姉さんが可愛かったから(ではなく・・)、今回一番買い付けたお店
<長野の展示に並ぶ予定です!>

街のコミュニティセンターでは、ウクライナ各地の地方ごとのテーブルに別れ、子供達がピサンキ作りのワークショップに参加していました。各地域、各村々によって描かれるスタイルやモチーフが異なるウクライナのピサンキ。こうして子供たちに継承していかれるんですね。

小さい子もとっても真剣にピサンキをつくっています


さて、次回はピサンキ博物館とその裏側を紹介します。(↓)ピサンキをナイフで叩きわろうとしているおばちゃん。真っ二つのピサンキ。一体何が起きているのかは、次回のお楽しみで。



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2 件のコメント:

  1. 数年前、コロミヤ市ピサンキ博物館で、割ってどうするのか
    説明を受けた時、同行の友人も、私も、驚いて絶句してしまいましたが、博物館が考え出したのだと、誇らしげでした。

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  2. 匿名さま
    コメントありがとうございます!
    ほんとにこの保存技術は驚きます。芸術品をまず壊してしまうんですから。。逆転の発想というかなんというか。でも修正後は全くあとがわからないので、そこは博物館のおばちゃんの腕ですね。

    返信削除