先週末にクラクフからトルンに引っ越してきて、新生活が始まりました。クラクフの家にもまだ色々なものを置きっぱなしなので、しばらくは行ったり来たりの生活になりそうです。8月はルブリン、クラクフの民芸市へ、後半にはウクライナへと東西南北をうろうろします。トルンに来ても、SLOW ARTとしての発信は今まで通り続けますので、お付き合いください。
旧市街、Podmurna通りの壁面にこんな絵と詩が描かれていました。中世トルンの旧市街と詩人、Zbigniew Herbertの詩の一部です。
miasto stoi nad wodą gładką jak pamięć lustra (odbija się w wodzie od dna)
水の底から沸き上がる 鏡の中の記憶のような 澄んだ水辺に建つ街
Toruńは、ポーランド語では川のほとりの街を意味し、ヴィスワ川を経由する貿易の中心地として経済的、政治的に重要な街として栄えました。13世紀にドイツ騎士団によって建てられたられた街は、15世紀にはポーランド王朝に組み込まれ、さらなる繁栄をむかえ今の素晴らしいゴシック様式の街が作られます。その後もプロシア(ドイツ)とポーランドの間で領有権が何度も行きかう歴史を経て現在に至っています。
この詩は、トルンが経てきたの紆余曲折の歴史と現在の平静を表しているのかと想像しました。
トルンは、コペルニクスが生まれた街。上の地図をよく見てみると、天体と星の数を研究したその人が生まれた街は、星の形をしていませんか。ちょっと面白いです。
これからはトルンの街情報なども、書く機会があればお知らせしようと思います。
私がクラクフに住んでいたからか、そうでないかは分かりませんが、今年は初めて日本からクラクフに訪ねてきてくれたという方々が沢山いました。みんな又ポーランドに来たいと言ってくれたので、次はぜひトルンに来てもらえるよう、がんばろうと思いますw
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