2010/08/08

夏のピクルス作り

ポーランド、夏の大仕事。ピクルス作りの季節が今年もやってきました。夏に比べて、冬は市場に野菜が極端に少なくなってしまうポーランド。夏のうちに、野菜や果物を買い込み、冬の為の保存食を作ります。ピクルス作りもその一つ。我が家でも、20kgのキュウリを今週末に漬け込みました!
日本で、ピクルスというと、酢漬けのキュウリですが、ポーランドのピクルスは、Ogórki Kiszone(オグルキ・キショネ)という発酵ピクルス。ビネガーで酸っぱい味をつけるのではなく、塩水につけて発酵させるので、自然な酸味とうまみがあります。酢漬けのピクルスとは似ても似つかぬ味です。発酵ピクルスは、サラダに、サンドイッチに、酒のつまみにと大活躍します。特に、この発酵ピクルスを使った、ポーランドのピクルススープは絶品ですよ。


Ogórki kiszone発酵ピクルスの作り方 (簡単です!)

材料 
キュウリ
ディル
ホースラディッシュ
にんにく
岩塩

キュウリは、ピクルス用の小さくて太いキュウリを使います

市場などで売っている、ピクルスセット。ディルは、花つきのピクルス用ディル

1. 準備。キュウリは一晩、水につけて、汚れを落とすとともに、吸水をする。


2. にんにく、ホースラディッシュは皮をむいて、小さいかけらにする


3. 瓶に、ディル、にんにく、ホースラディッシュをいれる(一瓶500ml あたり、ディル1本~2本、にんにく4片、ホースラディッシュ2片)


4 . 3の瓶に隙間がないようキュウリを詰め込む


5.沸騰したお湯1Lに対し、岩塩をスープ匙2杯くわえる。熱い食塩水を瓶に注ぐ。

漬物用の岩塩(細かい)があります
6.蓋をしっかりして、完成。涼しく、暗い所で保管します。1週間~2週間でつかります。

塩水に漬かっていれば、発酵しますが、腐ることはありません。浅漬けの時は、サラダに、古漬けになったら、スープにしてもおいしいです。

夏の間の冬の準備。ポーランドでは、その他、トマトソースを作ったり、干しキノコをつくったり、ドライフルーツを作ったり、ナレフカ(果実酒)を漬けたり、ジャムを作ったりします。8月の終わりには、トマト20Kgでトマトソースを作ります。



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