2010/11/05
ボレスワヴィエツの陶器ができるまで<その2>
前回のボレスワヴィエツ陶器が出来るまで<その1>から、すこしあいだが空いてしまいましたが、続きです。ボレスワヴィエツの陶器の特徴といえば、ポッテリしたフォルムに、手描きやスタンプの愛らしい模様です。前回の記事でも書きましたが、ボレスワヴィエツには約700人の絵付け職人さんが働いているそう。早速、集中してるみなさんの邪魔にならぬよう、見学してみましょう。
スポンジのスタンプに顔料を染み込ませ、模様を一つ一つ手作業で付けていきます。絵付けをした部分に触れてしまうと、焼きあがった際汚くなってしまうため、とても慎重に取り扱います。
こちらでは、ボレスワヴィエツ陶器の代名詞<目玉模様・・>の絵付け。焼きあがると、鮮やかな藍色になるコバルト顔料は、もともとは薄紫色をしています。
こちらは、スタンプではなく筆で絵付けをしているアーティスト作品。アメリカからの注文なのだとか。たしかに絵柄がポーランドではなく、<アメリカの荒野の狼>のような気が、する。。
いよいよ、完成!釜から出された、商品は、注文主のもとへ、またはポーランド全国の販売店へと旅立っていきます。ここManufaktura社で生産される、80%の陶器は、アメリカへ輸出されているのだとか。アメリカでは、ポーランド本国よりも人気が高いみたいです。
Manufaktura社の工場見学のあと、私はボレスワヴィエツの町中やとなり村などにあるいろいろな陶器会社の直営店に行って、すこし変わったものを大量に買い込みました。切り絵展の次の展示の準備です。何を仕入れてきたかは、又別の機会に!
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焼く前のボレスワビエツ陶器を初めて見ました。
返信削除ボレスワビエツといえば濃い藍色のイメージで、その色が好きなんですが、焼く前のやさしい薄紫色もいいですね!
つや無しで売ってみてみいのになあと私も思いました!あの薄紫色が釉薬と焼きで真っ青な藍色になるんだからおもしろいです。
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