復活祭(イースター)休暇でポーランド南部の夫の実家に来ました。週末の日曜日が復活祭の為、土曜日の今日は、ポーランド中でこういった、カゴ(ポーランド語ではコシックといいます)を持って教会に行く人達に出会います。
このかごの中には、復活祭の朝に食べるたまごやパン、ソーセージや、塩、ケーキなどが入っており、教会で祝福の儀式をしてもらうために、今日はみな思い思いのかごを持って、教会に通うのです。普通は、自分の普段通っている教会に行くのですが、今年は、このかごをもって2年前まで住んでいたクラクフに行ってきました。
まず向かったのは、クラクフの中央広場にある聖マリア教会。クラクフのシンボル的存在の教会です。
教会の前には、ぐるりと机が並べられ、その中央にはたくさんのパンや、ハム、ソーセージ、焼き菓子やたまごなどのデコレーション。このぐりると並べられた机の上に、みな自分の持ってきたかごを並べ、神父様の執り行う儀式(聖書の一節をよみあげます)のあと、小さなほうきのようなもので、聖水をかけてもらい<祝福>をしてもらいます。
ちょうど私たちが到着した時には、すでにかごは机の上にところ狭しと並べられ、人がいっぱいでまったく前にも行けず、マリア教会はあきらめて次の教会に行くことに。
クラクフ旧市街をぐるりと囲む緑地帯プランタ
幸いクラクフは街中教会だらけなので、教会には事欠きません。次に目指したには、聖ペテロ・聖パウロ教会。ここは人がずっと少なかったけれど、すでにセレモニーが始まっており、かごを差し出すタイミングを逃し、あえなく終了。それでも今日はどんどんかごを持ってくる信者が跡を絶たないので、30分毎にセレモニーをしていました。
さて、しょうがないので、同じ道沿いの先にあるヴァヴェル城へ。ヴァヴェルにはクラクフの大聖堂があるのですよ。大聖堂でうちのかごは祝福してもらおう!と行ってきましたよ。
じゃじゃーん(うちのかご手前)。クラクフの城の大聖堂で祝福してもらうなんて、歴史的に信者でないかぎり、なんかちょっとお上りさんみたいだけど(っていうか完全にお上りさんだけど!)、これ以上ない荘厳な雰囲気の中、復活祭用の食べ物を祝福してもらってきました。今日ばかりは、大観光スポットのヴァヴェル大聖堂も、信者のため(かごを持っている人)だけに観光客の入場をシャットアウトしており、観光客もいないなか、マリア教会のような人混みもなく、無事に目的を達成してきました。
クラクフには今日までイースターマーケットも出ていました。クラクフの素敵イースターマーケットについてはまた別の記事で
コチラは日本で開催中!
<ポーランドのイースターマーケット>
■カントリーマーケット■
大分市中央町3-6-29
布屋ビル2F
Tel:050-3444-2545
営業時間:11:00-19:00
定休日:火曜日
http://countrymarket.jp/
主催:ツェラミカ(ポーランド陶器)SLOWART(ポーランド工芸品)
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