2011/06/19

ポーランドを食う


6月22日の夏至の日に向け日がますます長くなっているポーランド。朝は4時ころから、夜は21時すぎまで明るくなっています。子供たちも20時過ぎまで外で遊んでおり、大人はなるべく夏のうちにお日様を体内に取り込もうと、日向ぼっこや日焼けに励んでいます・・・ポーランドで生活していると日焼けに鈍感になってしまうのですが、、私はまわりに流されぬよう気をつけなければ・・


と、夏至の話題とは関係なく、、本日はカシャンカ(Kaszanka)の話。カシャンカとは、豚の血と内蔵と蕎麦の実(カシャ)がまざったポーランド独特のブラッディーソーセージのこと。こう書くととても毒々しいのですが、本当は臭みなどなく、蕎麦の実の香ばしさと豚の内蔵の旨みが詰まったすこし脂っこくも抜群にうまいソーセージです。



カシャ(Kasza)は、特に東ヨーロッパで多く食べられている穀物。蕎麦の実です。ポーランドでも主食として、じゃがいもの次くらいに食卓に登場します。この蕎麦の実はそのままお米のように茹でて食べるのですが、私は初めてポーランドに来た際、ここでも蕎麦をたべるのだと、驚いたものです。お隣りのウクライナには、「母は蕎麦の実のカーシャ、父はライ麦のパン」という諺まであるそう。日々の食生活に根付いたかかせない食べ物だということがわかります。


さてさて、そのカシャが入ったカシャンカ。これまたポーランドオリジナル油スマレッツ(smalec)で焼いていきます(はちみつの瓶に入っているのは自家製スマレッツ)。スマレッツはラードに炒め玉ねぎや塩、ハーブなどを混ぜた物。要するに全く健康食品ではないのですが、ソーセージなどを焼く際やピエロギなどにはとても相性がいいのです。


じゃん !


 カシャンカを焼くときはフライパンにアルミフォイルでふたをして焼くのがいいでしょう。往々にして爆発します。そしてそこしグロテスクになります・・・出来上がりは、見た目より、味で勝負なのです・・気にしない・気にしない・・
 今日のご飯:カシャンカと春キャベツのトマトザーワクラウト、新じゃがマッシュディルぞえ。


そうそう、カシャンカにはビールをお忘れなく。脂っこい、スパイスのきいたソーセージにはビールは欠かせません。(クラクフの民族衣装をきて踊るジヴィエッツ)




++企画展各地で開催中++!





■2011.6.10(金) ~ 6.24 (金) 大阪 CHARKHA
〒550-0014大阪市西区北堀江1-21-11
Tel: 06-6537-0830 
営業時間:11:30~19:00 定休日: 火
http://www.charkha.net/



<東欧イースターエッグの世界展>


■ 2011.6.7(火)~6.29(水)  
le petite marché
長野県伊那市富県1777-557
tel:0265-96-0657
営業時間:11:30~21:00 不定休
http://www.owari.ne.jp/~petit/event.html

ブログランキング参加中
~クリックお願いします~

人気ブログランキングへ
ブログランキング・にほんブログ村へ












2 件のコメント:

  1. んっ?カシャンカが爆発するとこんなふうになるんだ!すごい~ソーセージの名残がないよw
    春キャベツとトマトのザワークラフトと新じゃがマッシュもおいしそう♪

    返信削除
  2. ogrodさん

    あのね、カシャ爆発すると、掲載禁止みたいな体裁になるので、、爆発したのをフライパンのなかでほぐして炒めちゃったの。うまくいく時は、ちゃんとソーセージの体(てい)をとどめていてくれるんだけどね。穴とかあいてるとダメみたい。今は、春キャベツに新じゃがに、新タメネギに果物類にと、ポーランド美味しい時期だよね。

    返信削除