2011/10/14

国民的お守り人形


前回のオレグさんのピサンキの記事から少しあいてしまいました。すみません・・今月末から始まる<ウクライナ・フツル民族の手仕事展>のパネル作りや商品の発送を今週やっとすませました。あとは、荷物がチェドックさんに届くのを待つのみ。問題なく配達されるといいのですが。

さてさて、今日はウクライナのスピリチュアルなお人形の話。

伝統的なものや古いものには神話や伝説、信仰なんかがつきものなのですが、今日紹介するウクライナの人形、Lyalka Motanka(リャルカ・モタンカ)もそのひとつ。


ウクライナでは、モタンカの始まりはなんと旧石器時代という説もあるそう。モタンカは、女性の知恵と家族の絆を表したお守り人形です。結婚する娘の為に母親が作ってもたせました。


モタンカの作り方も大切です。モタンカに着せる服の布は、母親や祖母が着てきた衣装の一部や伝統的な土地の刺繍を自ら施した布が使われました。又、人形に縫いつける際は、針は一切使われず、糸で<巻きつける>ことが必要とされました。このことからモタンカは<Reeled doll (巻きつけられた人形)>という呼ばれ方もされます。

また、この人形の最大の特徴である十字に結ばれた顔は、古代からの太陽神のサインを表しています。お守り人形の所以は、太陽神のご加護があるからというわけ。
モタンカは、持つ人を災いから守り、幸せや富を呼び込み、また衣の一部をさわって願い事をすると、夢をかなえてくれるといいます。

ウクライナでは、全土にある国民的お守り人形です。今回のフツルの手仕事展でも、ウクライナ各地の刺繍を施したモタンカが揃っています。

 作ってくれたのは、ナタルカとターニャ姉妹。独自の美的センスが光る彼女たちのモタンカは、ウクライナの芸術コンクールでもなんども入賞を果たしています。伝統にこだわり、人形に着せるリネンの布織りから刺繍、仕上げに至るまで、全て手作業で行なっています。

刺繍の美しさもさることながら、モタンカのもつオーラも独特です。古代から受け継がれてきたお守りのチカラがどんなものなのか、見て感じてください。

また、今回は特別にウクライナ各地域の伝統的なモチーフをあしらったブックマークもナタルカとターニャに作ってもらいました。とても素敵なものばかりなので、ぜひ手にとって、じっくり選んでみてください。

ウクライナフツルの手仕事展は今月27日からです。


*今回の記事に載っている写真は、ナタリアとターニャ姉妹が提供してくれたものです。 写真の転載はご遠慮ください。


 (ただいま開催中! 20日まで)


■チャルカ
2011.10.6(木)~10.20(木)  
大阪市西区北堀江1-21-11
Tel: 06-6537-0830 営業時間: 11:30~19:00
定休日:火曜日
http://www.charkha.net/



リヴィウのお祭りの際作られた最大のモタンカ


■チェドックザッカストア
 2011 10.27Thu-11.13Sun
東京都千代田区東神田1-2-11
アガタ竹澤ビル404
TEL 03(6240)9500
OPEN 12:00-19:00
CLOSE 期間中無休

Robin's Patch 
 2012 1.12Thu-1.31Tue
愛知県名古屋市千種区
稲舟通1-15-3
TEL 052(734)3185
OPEN 12:00-19:00
CLOSE 水曜日

Letenka
 2012 2.11Sat-2.29Wed
徳島県徳島市末広4-8-32
TEL 088(612)8800
OPEN 12:00-19:00(土日祝-18:30)
CLOSE 金曜日


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