民俗博物館のオーガニックマーケット

引き続きお天気が続くポーランドの長期連休。私の住む街トルンでは毎月第一土曜日に旧市街に面した民俗博物館の主催でオーガニックマーケットが開かれます。トルン周辺の有機農家の方たちが直接お店を出しています。

ポーランドは西ヨーロッパやアメリカのような大規模農業ではなく、まだ家族単位の小規模な農家が主です。そのため、比較的普通の野菜もお肉も従来の伝統的な農法で作られた安全なものが多いです。
一方であまりまだビオ・エコ・オーガニックブームというのは訪れていない印象です。市場やスーパーの野菜も有機野菜表示などがないので、どれが本当に有機・無農薬栽培なのかというのは曖昧です。

 夏日続きだったこの一週間で緑が一気に濃くなりました

  

そういう訳で、このトルンの月に一度のオーガニック・マーケットはポーランドではなかなか貴重なので、なるべく顔を出すようにしています。有機野菜やビオ商品というのは、街のビオショップやインターネットで買おうとすると割高ですが、ここは生産者が直接お店をだしているので、価格はとても安めです。

先程オーガニック表示があまりないと書きましたが、タマゴにはEUの取り決めで表示がされています。0-3の表示で0は有機肥料で育てられたオーガニックタマゴ、3はブロイラーのタマゴというように表示が義務付けられています。

 

今日はタマゴを30個も買ってきたので、盛大にプリンを焼く予定。

じゃがいも、たまねぎ、人参、ビート、パースニップ、セロリの根。ポーランドの欠かせない根菜系野菜を売っていたおじさんは、天秤用の重しが１kgのものしかないからと、私がこまごまこれ4個、これ5個・・といっても全部1kg単位ではかるので結局1.5倍くらいの量になりました笑。それでも人参、玉ねぎ、じゃがいも、ビート、全部で4kgも買ったのに4zl(100円くらい・・）。安すぎじゃないですか。。

普段はネットショップをやっているという彼らは、ギリシャのオリーブ石鹸や、オリーブオイル、ハーブやお茶を売っていました。

 パン屋さんでは、おばさんが朝焼いたというルバーブいりのケーキとチーズケーキを買いました。

 こちらはソーセージ・ハム屋さん。もちろん自家製のソーセージ。豚肉、鴨肉、鶏肉、半生タイプから熟成タイプまで色々。味見をさせてもらっていくつか買ってきました。美味しかった！

 その隣は、果実酒やさん。バラ・すもも・さくらんぼなどのお酒を量り売りしてくれます。自家製なのでアルコール度数は不明笑。でも香りをかいだだけでもツーン。かなり高そうでした。
手前にやぎのお人形と一緒に置いてあるのは、これも手作りのヤギのミルクのチーズ。クセがあるので私はあんまり好きじゃないのですが、ポーランドではよく見かけます。

 粉屋さん。ライ麦粉やスペルト小麦、そばの実や、その他穀物を売っています。パッケージもかわいいい。ちなみに、このような製品にはBIOマーク（左下の丸マーク）がついています。私はパンづくり用の小麦粉を買ってきました。おじさんに聞いたら、日本のパンのようなフワフワのパンを作る小麦粉と、ポーランドのどっしりした固めのパンを作る小麦粉とはグルテン率が違うのだそう。強力粉にも色々あるんですね。カレーパンやアンパンが食べたいので、ふわふわパン用の粉を買ってきました。

今日もお天気・暑かった。ポーランド・トルンのオーガニックマーケットでした。

トルン周辺にお住まいの皆様はぜひ。毎月第一土曜日です。

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