2011/04/05

ゲルーダさんのピエロギ

ポーランド料理といえば、バルシチ(澄んだビートスープ)、ジュレック(ライ麦の発酵したスープ)、ビゴス(すきゃべつの煮込み)、キノコソースにプラツキ(ジャガイモパンケーキ)、オグルキ(ピクルス)、ゴウォンプキ(ポーランド風ロールキャベツ)などなど色々と美味しいものがたくさんありますが、やっぱりピエロギでしょうか。ピエロギはポーランドの餃子。焼いたり、ゆでたりしますが中身は、

●ジャガイモとカッテージチーズ(pierogi rusukie ロシア風)
●ひき肉と玉ねぎ(pierogi z mięsem)
●ザーワクラウトとキノコ(pierogi z kapustą i grzybami)

などがどこのポーランド料理店にもある代表的なもの。その他甘いカッテージチーズ、夏はイチゴやプラム、ブルーベリーなど旬のフルーツを皮で包んで茹でクリームとお砂糖をかけて食べます。私は餃子のイメージが強かったのでなかなかフルーツ生クリームがけのピエロギに手が伸びなかったのですが、最近は食わず嫌いが直り、美味しく食しています。

さて、このピエロギの作り方をオポーレのピサンキ作家クルポップさんのご近所のゲルーダさんが教えてくれました。

薪オーブンがあるクルポップさん宅のキッチン

Geruda Bukさん。村のピエロギマスター!

マスターゲルーダさんは、材料をいちいち測ったりしないので、、以下分量の目安は<Kuchnia Polska>Ewa Aszkiewicz著から。。(因みにこの本、私がポーランドに初めて来たクリスマスに夫のおばあちゃんがくれました)

ピエロギの皮のレシピ

材料
小麦粉     500g 
タマゴ      1
ぬるま湯    100ml (ゲルーダさんは牛乳とぬるま湯半々で作ってました)
オリーブオイル 大さじ2    
塩        少々

1.全ての材料をボールに入れて粉っぽさがなくなるまで混ぜます

2.ボールからだしさらに力強くこねます(生地にオリーブオイルが入っているのでくっつきにくいと思いますが、必要であれば小麦粉で打ち粉を)

3. 生地がまとまりつやっぽくなったらボールに戻し30分寝かせしょう

その間にティータイム。近所のエリジュビエタさんが焼いてくれたお菓子とクルポップさんが絵付けしたオポーレ磁器に近所の噂話。

噂話に花が咲き、30分をとおに過ぎた頃。再開
4.先程寝かせた生地をのばします(ポーランドのピエロギの記事は日本の餃子の生地よりも少し厚め)

5. 生地をのばしたら丸い型で(ワイングラスの口がぴったり)型抜きをしてさらに手のひらの上で少し伸ばします
6.好きな具を包みましょう(今回はリンゴを包みました)
7.オイル少々を入れた沸騰したお湯に入れ浮かんで来れば出来上がり

フルーツ入りは生クリーム(18%)とお砂糖をかけてどうぞ。茹でたものを焼いたり、冷凍もできます。

具 (ザーワクラウトとキノコ)
材料
ザーワクラウト
乾燥ポルチーニ
マッシュルーム
玉ねぎ
ローレル
塩・コショウ

1.乾燥ポルチーニは水で戻し細かくきざむ。ザーワクラウトもざくざく刻んでおく
2.ザーワクラウトにポルチーニと戻し汁をいれローレルの葉も一緒に煮込む
3.あめいろに炒めたみじん切りのたまねぎとマッシュルームをザーワクラウトの鍋にいれる
4.水分がなくなってきてキャベツが柔らかくなってきたら塩・コショウで味付けする

ティータイムも含めてゲルーダさんのピエロギ講座面白かったなぁ。しかも思っていたよりピエロギ簡単なので、私もこれからは冷凍のピエロギを買うのはやめて自分で作ってみようかな。




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