2011/04/24

イースターの日は

イースター前日の土曜日、ポーランドでは道行くひとはみなこのようなカゴを持って教会へ

切り絵でも。かわいいね。

かごの中身はタマゴ(玉ねぎの皮と一緒に茹でて赤く染まっています)、ソーセージ、パン、お菓子にお砂糖でできたひつじ、塩。ミーハーな私は自分のバスケットにパンのかわりにお米をいれて。

写真はwikipediaより
これを教会で神父さんが聖水をふりかけ祝別します

復活祭は十字架にかけられたキリストが再び復活したのを祝う祝日。キリストが復活した日曜日の朝が大切な時間となります。よって復活祭前の40日間(もしくは金曜日から)節制していた肉やアルコールがこの瞬間に解禁となります。朝御飯なのでスープや煮込み料理などは基本的にでませんが、食卓には大量のハムや白ソーセージ、サラダや卵料理、ケーキが並びました。

そして土曜に教会で祝別してもらったタマゴ。まずは、イエス・キリストが復活したことを喜ぶお祈りが捧げられ、その後このタマゴを家族同士で食べながら「健康や幸せ」などの願いを交わし合います。

リビングの飾り付けはこんな感じ

ピサンキに、羊に、パルマ

ハレルヤと書かれた羊のケーキ

イースターエッグ展のピサンキをイースター休暇中に訪れる各親戚に自慢

その後、夫家族は教会へ。私は家でお留守番。イースターの満腹リレーは月曜日の夜まで続きます。

(上)のイースターエッグが気になったという方はコチラ<東欧イースターエッグの世界展>
切り絵が気になったという方はコチラ<ポーランド切り絵の世界展>




ブログランキング参加中
~クリックお願いします~

人気ブログランキングへ
ブログランキング・にほんブログ村へ

2 件のコメント:

  1. いつも楽しみにブログを拝見しています。縁あってウクライナエッグには昔からなじみがあるカトリック信者の一人です。今回の展示にかかわる一連のブログの記事を楽しく読ませていただいていました。海外在住のため残念ながら展示会は行かれなかったのですが、ブログの記事は大変興味深く、エピソードと美しい卵の写真を楽しませていただきました。

    ところで、今回の記事についてちょっと気になったので。
    ポーランド人の友人から、ポーランドはカトリック信徒が多い国と聞いています。なので、「牧師」ではなく「神父」ではないでしょうか?それから、聖水をかけるのはカトリックのしきたりのひとつで、「洗礼」ではなく、「祝別」といいます(聖なるものとなるように祝福するという意味です)。細かいことでごめんなさい。批判のつもりではなく、イースターにかかわることを正確に書いていただけると嬉しいと思い、コメントさせていただきました。

    返信削除
  2. TANAさん
    ピサンキにまつわる色々なハナシを読んでいただきありがとうございました。ピサンキは<イースターエッグ>としての宗教的意味合いはもちろん、文化・歴史・民族・地域といった点から見てもとても奥深く、私も知れば知る程、知的好奇心が刺激されます。近くウクライナにも行く予定ですので、その際またピサンキ情報仕入れてきますね;)

    イースターの記事に関しては、ご指摘ありがとうございました。早速修正します。私にとっては、ポーランドに来てから初めて触れる文化ですので、間違いや思い違いが多くあると思います。今後も何かありましたらご指摘いただけると幸いです。

    返信削除