2011/05/12

ウクライナ 刺繍の国の手仕事


さて、話はウクライナに戻りまして今日は街のあちこちで見かけた、ウクライナ刺繍について。ウクライナは、各地方に固有の刺繍があり、特に山岳民族のフツルの村々では各々がオリジナルの刺繍パターンをもち、それがをほどこされた民族衣装は村の人々のユニフォームであり、地域の人達は衣装を見ただけでどこの村のだれなのかがすぐに分かったそうです。民俗衣装の他にも、鞄や靴、イコンにかける布(rushnyk)やベッドカバー、枕カバー、テーブルかけ、タペストリーや馬具にいたるまで、日々の暮らしを彩る刺繍がほどこされました。

旅の途中、街や村でで見かけた、素晴らしい刺繍の数々。

青空マーケットに掛けてあったのは民俗衣装のシャツ、袖の刺繍が特にすてき


こちらは男性もの。女子に比べると襟元のみで控えめ。でもとても細かい!
こう色々な素敵刺繍シャツが並んでいると、自分用にも・・と欲しくなってしまうのですが、もう店番のおばちゃんによって、おばちゃんそのふっかけ方はないだろう・・と思うほど言ってくる値段がピンからキリまで全く違います・・・私は普段は作り手さんからしか購入はしないので、きっとそれよりもずっと高い青空マーケットはあきらめました。

その他にも、こちらは民俗博物館にあったウールの靴下。靴下などにまで丁寧に刺繍が施してあるのを見るとその人の人間味が伝わってくるようです。

こちらはイコンのまわりにかける<祈りの布>ルシネーク

こうして使います

こちらは田舎の村でおばあちゃんが売っていた枕カバー(刺繍はイバノフランツスク刺繍)

本当に素晴らしいウクライナ刺繍。日本でたくさんの方に見てもらう機会を作るため、SLOWARTでもいつか企画をしたいなぁと思います。まずは、作り手さがしからかな。


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