2010/07/05

ポーランド大統領選挙と森と

Two roads diverted in a wood, and I -
I took the one less traveled by,
And that has made all the difference.

Robert Frost (1874–1963)

森の分かれ道では人の通らぬ道を選ぼう。すべてが変わる。
ロバート・リー・フロスト(アメリカの詩人)

ポーランドのこの先の経済、政治的方向ずけを大きく左右する、大統領選挙の決選投票が行われた、日曜日。私は、田舎のおばあちゃんの家で、いとこ達と、昼食を食べ、大統領選挙の話で盛り上がり、その後、近所の小学校に投票に行きました(私は、選挙権がないので待っていただけですが・・)。田舎はやはり、カチンスキー氏指示派が多いのか、張ってあるポスターも、ほとんど、カチンスキー氏のものです。その後の開票で、昨日、ポーランドには、コモロフスキー新大統領が誕生しました。現在の、与党政権出身の大統領が誕生したことにより、親欧州連合、経済改革のピッチが上がるのでしょう。

経済危機で苦しむEU内にあって、昨年、唯一経済成長を達成したポーランド。ですが、ユーロ導入、経済改革をこの時点で、早期に進めることが、本当にポーランドの為になるのか。現在国家金融破綻の危機にある、EU内の国々と同じ末路をたどらない為には、何が、必要なのか。

新しい、大統領が生まれたポーランド、これから色々な森の分かれ道で選択をしていくことになります。

私としては、今のゆったりとしたポーランドが、現代社会と経済の早い足並みに飲み込まれてなくなってしまわないことを願います。



と、フロストの詩の引用のもと、本当は、森にいった話を書きたかったのですが(笑)、それは、又明日。




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